モバイルからの購入が前年比140%増(MCF調べ)

ECのミカタ編集部

2014年モバイルコンテンツ関連市場の合計は3兆9,046億円で前年比130%の急成長
モバイルコマース市場は2兆4,480億円
モバイル環境の変化に対応が求められる

拡大し続けるモバイル市場

一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、2014年のモバイルコンテンツ関連市場についての市場規模調査を実施した。モバイルコンテンツ関連市場として、ゲーム系、音楽系をはじめとしたデジタルコンテンツを有料配信する「モバイルコンテンツ市場」と、物販系、サービス系、トランザクション系の3分野で構成された「モバイルコマース市場」で構成される「モバイルコンテンツ関連市場」の合計は対前年比130%の3兆9,046億円となった。

「モバイルコンテンツ関連市場」の中でも「モバイルコマース市場」は対前年比126%の2兆4,480億円となった。「モバイルコマース市場」は、一般的な通販を対象とした「物販系市場」、興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット等を太守とした「サービス系市場」、証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料等を対象とした「トランザクション系市場」の3分野に分類している。

商品を携帯電話から購入する「物販系市場」は前年比140%の1兆3,414億円となった。「サービス系市場」に関しては、前年比117%の8,736億円となった。「トランザクション系市場」は前年比101%の2,330億円となった。

一方、「モバイルコンテンツ市場」の市場規模は対前年比135%の1兆4,566億円となった。調査対象としてはフィーチャーフォンの売上と、スマートフォン等の売り上げを対象としている。「フィーチャーフォン市場」は対前年比63%の1,540億円、「スマートフォン等市場」は前年比156%の1兆3,026億円となった。コンテンツの内訳をみると、「フィーチャーフォン市場」では対前年比51%の1兆3,026%という結果になり、全てのジャンルで減少している。「スマートフォン等市場」のうち市場の69%を占めるのは、「ゲーム・ソーシャルゲーム等市場」で8,938億円となっている。

年々伸び続ける「モバイルコンテンツ関連市場」の中でも商品を携帯電話から購入する「物販系市場」が140%の拡大を見せている。モバイルの市場が拡大するにつれて、それを取り巻く環境も変わってきている。例えば、Googleのアルゴリズム変更などだ。そのため、EC事業者は今後モバイル環境の変化に対応をしていかなければならないだろう。

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