オタク必見!ヤマトと連携でフリマアプリが一層便利に

オタマート、ネコポスとの連携で業績アップを図る

モバイルを中心としたソフトウエアの企画・開発・提供を行う株式会社jig.jp(以下 jig.jp)と、ヤマト運輸株式会社(以下 ヤマト運輸)が10月下旬より連携を開始した。「otamart(オタマート)」(以下 オタマート)にて「ネコポス」による配送サービスを提供開始する。
今回の連携は、昨今のフリマアプリ流行による「オタマート」の業績好調、さらなる拡大を目指す施策。小さな荷物をポストに投函するというスタイルをとる「ネコポス」との相性の良さも幸いした。

「オタマート」とは、コレクション性の高い、いわゆる「オタク」向けの商品を専門に取り扱うフリマアプリ。アニメやマンガ、アイドルなどの商品を取り扱っており、リリースして約1年が経った現在、1日7000件が出品されている。

「ネコポス」とはヤマト運輸が提供する、小さな荷物をポストに投函するサービス。通常は法人、個人事業主向けのサービスとして利用されているが、オタマートでの取引では個人でも利用できる。ポストに投函する形をとるが、翌日配達のスピードと配達状況をリアルタイムで知ることができる便利さは宅急便に劣らない。料金は全国一律で210円。発送可能サイズは角形A4サイズ(31.2㎝以内×22.8㎝)、厚さ2.5㎝以内、重さ1キロ以内となっている。

なお、「オタマート」における「ネコポス」は300円以上の出品で利用可能、引き受け限度額は3000円となっている。

今回の連携によるユーザーへのメリットは主に4点。

1点目は通常よりも運賃が安くなることだ。オタマートが「ネコポス」の運賃を一部負担してくれる。
2点目は配送のスピーディーさ。宅急便と同等のスピードが実現する。また、ポストに投函する形をとるので、近日話題になった再配達も気にかける必要がない。
3点目は配送状況がアプリ上で見える安心感だ。見えない個人同士のやり取りでは不安がつきものだが、オタマートでは随時配送状況がわかり安心だ。
4点目は商品発送が簡単なこと。出品者はアプリ上からそのまま商品発送の申し込みができ、送り状の記入が必要ない。送料も売り上げから差し引かれるので発送時に配送料を支払う必要もない。

「ネコポス」との連携は個人同士のやり取りとなるフリマアプリにとって大きな強みとなる。出品者の手間が省ければ出品数の増加が望める。また、購入者としても荷物の受け取りを気にしなくてもよいため、購入しやすい。今回の連携を機に、オタマートを経由した取引の増大が予感される。