決済をより簡単に!paypalアプリがリニューアル

ECのミカタ編集部

新しいPayPalアプリは、カスタマイズやローカライズの容易さにより現在では145の市場にアプリが展開されている。

paypal、リニューアル版モバイルアプリ提供開始!

PayPal Pte. Ltd.(以下、ペイパル)は、より高速で安全性に優れたシームレスな支払いを消費者と売り手事業者に提供すべく、アジア太平洋全域でOne Touch™とともにリニューアル版モバイルアプリの提供を開始することを発表した。

今回のアプリリニューアルは、アカウントの管理や送金など顧客の多くが定期的に使用する機能に注力し、消費者が自らのペイパルアカウントの資金を管理する手段をよりシンプルでパーソナルなものとするため行われた。

paypalとは

ぺイパルは1998年に設立以来、お金のやりとりをもっと自由に、もっと安全にすることを目指し、一貫してデジタル決済の イノベーションに努めてきた米シリコンバレーのテックカンパニーである。オンラインでショッピングをしたことがある人なら一度は経験があると思うのだが、商品決済の際にカード情報などを買い物ごとに何度も入力しなければならない場面に遭遇し、面倒に感じたことはないだろうか。決済が面倒なことによってお客様が買い物を躊躇ってしまうことはネットショップにとってはかなりのリスクである。

そんなリスクを回避するために、ペイパルは、シングルタッチでの支払いを可能にする史上初のサービスであるOne Touch™によって、消費者が世界中の店舗で支払いを行う際にユーザーネームやパスワードを何度も入力する必要をなくし、ワンクリックまたはワンタッチでの買い物を可能にした。そして消費者には安心・便利なネット、リアルそしてモバイルでのショッピングや個人間送金を実現するデジタルウォレットサービスを提供する一方、ビジネスに対してはシンプルかつ低コストな決済ソリューションから、越境 EC・訪日観光 EC、モバイル・アプリ、シェアリングエコノミー(C2C スキーム) 、または次世代ショッピング&デジタルコマースまで対応できる幅広いプロダクトやサービスを提供している。

paypalがもたらす越境ECへの影響

ペイパルのような新しいネット決済システムが台頭している背景には、スマートフォンの普及と越境ECの飛躍が関係していることがうかがえる。実際、日経BPコンサルティングが2000年から毎年行っている「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015」によると、スマートフォンの国内普及率が49.7%という事が明らかになった。日本人の2人に1人がスマートフォンを利用している現代では、手軽にネットショップを利用できる環境が整っている。そして、ペイパルを使う人の大部分は、海外からの買い物や海外オークションの代金の支払いにペイパルを使用している。このように、ペイパルは、海外のものも手軽に、そしてスマートフォンですぐに購入することができる時代に、十分に適応したサービスなのである。

ペイパルが提供するサービスが、今後、更に普及していけば、消費者の支払の自由もさらに広がることだろう。また、事業者側からすれば、消費者が途中で買い物をあきらめてしまうリスクが減り、消費者の購買率が高まるはずだ。それに伴い、EC業界全体の今後を見据えたときに、さらなる越境ECの拡大が期待できることは間違いない。


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