EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪

石郷“145”マナブ

2/21〜2/27のNewsをギュギュっとまとめました!

こんにちは~。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで!編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫!一週間特に注目された記事は…!

【速報】ヤフオク!Awardに潜入〜昨年末単日32億で新記録【ECのミカタ】
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8124/
楽天、韓国最大のECサイトと協業合意
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8143/
【速報】Amazon猫用品ストアオープンにゃーん!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8116/
キリン・花王がアスクルと連携!デザイン面で飽くなき挑戦
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8132/

まずはヤフー!結果が実証!いい買物の日は効果あり!

 今週、通常記事で読まれたのは、ヤフオク!のニュースでした。ここ最近のヤフーの勢いを感じさせるものでした。昨年末、11月11日、「いい買い物の日」においては、特に、それを象徴させるもので、以前、ヤフーショッピングでも、LOHACOを合わせたショッピング事業におけるこの日の取扱い高はサービス史上最大となり、前年同日比で約7倍を記録した。このヤフオク!のイベントにおいても、その実績に関して、公表され、ヤフオク!単体でこの日だけで、平日最高取引高で32億円を記録し、こちらも平日のヤフオク!史上最高の数字だという。ヤフオク!自身も平日でも山が作れるんだと驚いていたくらいです。

 ちなみに、イベントでは、ヤフオク!の中にも、個人だけではなく、中古品などをメインとするストアもいて、そのストアで優秀な成績をおさめた企業に対して、表彰しようというものでした。

 イベント後、ユニットマネージャーの一条さんとお話しする機会があって、僕は失礼ながら、敢えて、メルカリなどのフリマアプリの急成長をみて、お客様にとっては、ヤフオク!との違いは特に若年齢層にとって、見えづらい気がしていますが、その中で、御社はどういうメッセージを発しますか?と質問させていただきました。それは信頼しているから故の質問です。
 
 一条さんは、それに対して、すごく真摯に答えてくれて、僕らはオークション形式という部分に誇りを持っている。オークションは、自分が価値あるものに、ふさわしい価値を与えて、その価値を理解してもらえる相手に提案するという話をされていて、改めて、そうだよな、と納得し、非常に心に響きました。世の中にある価値あるものに正当な価値を与える存在としてのヤフオク!ということです。ただ、一条さんが付け加えたのが、とはいえ、フリマアプリの利便性の高さは、自分たちも見習うべき点と受け止めて、最近、ヤマト運輸などと連携した「ヤフネコ」などの企画に繋げているという話でした。王者としてのポリシーと常に変わりゆく時代にも即応できるこのバランスが、今のヤフオク!を支えているのかなと思いました。

そして、「過去最高」という事実は、やっぱり、それだけ多くの人がネットを使っているということを象徴することではないでしょうか。店舗によっては、なかなか景気のいい話はないという声も聞かれますが、店舗さんの前には、潜在的なお客様は存在している。ヤフーの積極的な動きは、どれだけネット人口が増えようとも、そのお客様に向かって、きちんとメッセージを発信していかないと、結果、売り上げを伸ばすことはできないのではないか、という現実にあると思います。

楽天、Gmarket相互出店にみる、海外への灯火は消えていない。

楽天の韓国のECサイトとの協業の話も、話題を集めていました。Gmarketは、掲載商品数4,700万点を誇る韓国最大のコマースサイトだ。 日韓両国で相互出店されることにより、日本のユーザーは、楽天市場内のGmarket旗艦店においてGmarketの主要な店舗が提供する韓国の人気ファッション商品や美容関連商品を購入できるようになるというわけだ。

先日の決算において、海外進出に言及する人たちも多くいたけど、ここで挑戦をやめた、という訳じゃないんだということをここで見て取れるように思います。選択と集中をしただけのこと。企業として、当たり前のようにして、新たなことにチャレンジし、そして、それを検証していくということの中で、事業として転換が必要なものもあっただけのことだと思っています。放置していて、危ないということよりもよっぽど、僕は健全な動きをしているように思っています。そこで、このGmarketは韓国最大のECサイトであり、お互いに店舗を構えることで、その相乗効果を狙います。韓国はコスメなどでも日本とは親和性が高く、日本にもファンはいますし、韓国もそのクオリティに一目置いています。ここで、楽天がここで認知を広げることは、ひいては、日本の楽天市場におけるユーザー獲得にも繋がります。ごく当たり前にして、これをきっかけにして、日本の楽天市場に興味を持てば、日本における楽天市場への関心も高まります。逆も然りです。このボーダーレスの時代において、地道に足場固めする意味合いがあるでしょう。もしかしたら、楽天経済圏などの拡大にも繋がりそうな予感がします。

 その他、花王やキリンがアスクルと連携して商品開発をするというニュースも良く読まれました。LOHACO ECマーケティングラボという「LOHACO」での成果実証を通じたEC市場のマーケティング手法の開発しようとする組織が、中心となっています。技術の進歩に伴い、ビジネスをするほどに、ECにおいても、もの凄い数のデータが蓄積されることになりますが、それを活用しようという動きは、今後拡大していくものと思われ、ここでは商品開発ということなのかもしれません。今までは、アスクルは明日には届く利便性に重きを置いていた訳ですが、そうではないところに可能性をみている訳です。データの活用に関しては、人工知能などもまさにそうで、今後、こういったデータをどうするか、という部分に関しては、インターネット通販においても、注目せざるを得ない時代がやってくるように思います。


というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それではまた!新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう!


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

石郷“145”マナブ の執筆記事