【朝刊】進化するアパレルEC業界を追え!(4月14日版)

ECのミカタ編集部

4月、段々と暖かくなってきて春への移り変わりを実感している人も多いことでしょう。しかし一方で花粉症に苦しめられる方も多いのではないでしょうか。そんなあなたにいい情報です。花粉症にはホットのルイボスティーが効くみたいですよ。お試しあれ!

アパレルEC、課題を乗り越えろ!

さて、昨日はアパレルECに関してのニュースが目立ちました。
みなさんはネットで服を買ったことがあるでしょうか。筆者はネットで服を買ったことがないです。その理由として一人一人の体によってサイズが変わるのに実物を見れない、試着できないという問題点があることが挙げられます。そして実際に服を見ずに買ったら失敗するのではないだろうかという不安も付きまとっていると思います。読者の皆様も消費者の立場で考えるとそう感じたこと、一度はあるのではないでしょうか。

そんな問題を解決してくれるような、アパレルの未来をより明るくしてくれるようなサービスがあります。それがオーダーメイドシャツを作っているフレックスジャパン株式会社(以下、フレックスジャパン)の自動採寸サービスです。

二枚の写真を送るだけ。写真から細かい部分のサイズを計測してくれて、おすすめのサイズを試算してくれる。
試着はできないが、自分の写真を送るだけで適切なサイズを提案してくれる。そして自分に合うシャツを送ってくれる。

これは今までのアパレルECの課題である試着できない、という問題を打ち壊すようなサービスなのではないでしょうか。そんな夢のようなサービスが現在存在していることで今後のアパレルECの可能性は遥かに広がるし、自由だと感じます。

また、アパレルにおいてネットで買うよりも実際に店舗で買う人がまだまだ多いのも事実であるとともにアパレルのEC化率を高めていくことが課題とされています。

そんな課題を乗り越えるヒントを与えてくれている記事、それが三越伊勢丹が運営するInstagramにおいて日本の魅力を新しい価値として国内外へ発信していくプロジェクトです。
プロジェクトに参加したい人は誰でも【#_thisisjapan】のハッシュタグをつけてInstagramに投稿できる。
その投稿によって日本の伝統や文化や美意識を再認識するとともに、新しい価値として国内外へ発信していく新たな試みになります。

そして選定された写真は三越伊勢丹グループのデジタルサイネージやポスターとして紹介されるのです。

このプロジェクトによって三越伊勢丹はリアル店舗とネットの融合を図っています。自分がこのプロジェクトに参加し投稿すれば少なくとも店舗に親しみを持つでしょう。そしてプロジェクト内の好みの写真を見つければ店舗を実際に見てみようという気持ちになるでしょう。

リアル店舗のアパレル用品が売れていて、ネット店舗では売れていない。そんな問題が立ちはだかった時、ネット店舗の売り上げを上げるためにネット店舗に対してどう施策をするかを考えるのはもちろん大切です。しかしそれ以上にお客様にどう満足してもらうかを一番大事にし、ネットとリアル店舗の融合をしていく。そうして相対的に満足度を伸ばしていく。すると結果的にアパレルのEC化率も伸びていく。そんないい循環が生まれるのではないのでしょうか。三越伊勢丹は今回そのことを気づかせてくれるきっかけを与えてくれました。

まだまだアパレルECには課題があります。ネット上で物が売買できるようになった便利な時代ではありますが、その分ネットならではの課題が生まれてくるのでしょう。今後もアパレルECの課題を解決していけるようなサービスに期待していきたいものです。

昨日4月13日のNews一覧

三越伊勢丹Instagramプロジェクト始動、日本を世界へ
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8645/

Amazon初!シニア世代のストアがオープン
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8650/

完結編:写真で採寸を体験、アパレルECの進化を思う
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8405/


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その日の書きたてホヤホヤの要チェックニュースを毎日メルマガでお届け。
ただ今、新規メルマガ登録で「EC業界大図鑑」プレゼントキャンペーンを実施中です。
詳細&ご登録はこちらから→https://goo.gl/4ZRrT8
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事