日頃の「おもてなし」が賞を獲る？6/20から応募開始！

2016/06/16

ECのミカタ編集部

国内外に配信する「OMOTENASHI Selection」

　「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に活動しているOMOTENASHI NIPPOM実行委員会は、おもてなし心溢れるサービスを募集・発掘している。国内外に配信するプロジェクト「OMOTENASHI Selection（おもてなしセレクション）」の2017年度の対象を6月20日より応募受付を開始する。

　「おもてなし」は、日本が世界に誇る魅力の一つとして、近年、注目を集めている。現代の豊かな暮らしを支える日本の商品やサービスには、徹底して受け手のことを思いやる心から生まれたこだわりの技、日本独自の「和」の表現、伝統を断承しながらも現代に向けて改良を重ねる創意工夫の活動など、その魅力を支える「おもてなし」の心と取り組みが隠れている。

　OMOTENASHI Selectionは、日本独自の「おもてなし」の魅力を日本人の有識者と日本在住経験のある外国人選定員によるグローバルな視点で選定し、発掘する。そして、その隠れた価値に光をあて、その価値を伝え（広報支援）、生活者の手元に届ける（流通支援）までをサポートする。既に世界から注目を集めている、優れた対象はもちろん、必要な経営資源を確保することが難しい中小企業や小規模事業者にとっての販売力強化の一助となることを目的としている。

　また、既にグローバル展開を進める日本を代表する企業にとっては、OMOTENASHI Selectionを受賞することにより、国際的な競争力がさらに向上するよう、“OMOTENASHI”の世界規模でのブランド化を推進する。そして、このプロジェクトを通じて、国内外での新しい消費の拡大、日本企業全体の世界的な販売力向上に繋がることを目指す。

詳しい募集要項！

　募集期間に関しては、商品部門が2016年6月20日から2017年2月28日であり、5期に分けて選定・認定する。また、体験・サービス部門は2016年8月1日から10月31日を予定している。募集部門とカテゴリーは、商品部門が「①生活雑貨・日用品②インテリア・ファッション③IT・エレクトロニクス④食品・飲料」だ。さらに、体験・サービス部門に関しては、「①施設・空間②取り組み」である。応募方法は、OMOTENASHI Selectionの公式サイト内にある専門フォームよりエントリーする。なお、公式サイトは6月20日に公開する。

　選定の視点は、「日本らしく、現代の生活を豊かにし、世界に通じる」だ。ついつい人に伝えたくなる優れたOMOTENASHI体験を提供する商品・サービスを選定していく。詳しくすると、日本らしさ（Japanese）は、和を感じる表現、ならではの技、伝統の継承といった日本独自の魅力を備えていることである。また、現代に生きる（Modern）は、「日本らしい」「歴史がある」というだけではなく、現代人のライフスタイルに配慮適応していることだ。さらに、世界に伝わる（Global）は、外国人の方々を見て、知って、その魅力が伝わり、彼らの暮らしにおいて受け入れられるものであることとなる。

　評価のポイントは2つあり、「おもてなしの心を感じる優れた顧客体験を創出するか」「商品／サービスそのものの価値・クオリティが高いか」である。購買から消費・利用、共有までの顧客体験において、心動かすOMOTENASHIのシーンを生み出していることと海外にも受け入られる優れたジャパンクオリティ（品質・デザイン・機能・独自性・創意工夫・継続継承性等）を有していることがポイントである。

一次選定と二次選定の流れ！

　選定の流れは、書類による（一次）と、日本人と外国人の有識者および流通事業者による、対話や現物のタッチ＆トライ、実際に体験することによる選定（二次）の2段階を予定している。詳しくすると、商品部門の一次選定は書類選定であり、二次選定は、①おもてなし選定（対面）②外国人選定③流通事業者選定（現物タッチ＆トライ）だ。発表は、1期が2017年1月、2期が3月、3期が5月、4期が7月、5期が8月を予定している。また、体験・サービス部門の一次選定は書類選定であり、二次選定は、①おもてなし選定（対面）②体験選定（日本人・外国人）である。発表は、2017年の5月を予定している。

　受賞のメリットは、受賞マーク、選定で得られたおもてなしのキャッチコピーがもらえる点だ。さらに、OMOTENASHI NIPPONの公式webサイト、イベント、刊行物等で紹介されたり、国内外の流通企業、ECサイト事業者への紹介、マッチングによる販路開拓支援が行われたりする。なお、費用に関しては、一次選定通過事業者向け、二次選定料は30,000円（税別）である。2017年度受賞事業者向け、年間登録料に関しては、受賞事業者の事業規模に応じて①12万円／②30万円（税別）と2段階に設定。また、期間は2017年度の受賞発表から1年間である。

　「おもてなし」の言葉は、年々注目が熱くなっている。それを受け、ECでも「おもてなし」を日頃から意識をして取り組んでいる所が多い。それを選定してくれる賞が「OMOTENASHI Selection」である。この賞により、「おもてなし」の大切さを再確認し、施策を取り組むECが増えていくはずだ。再確認をする意味でも、一度受けてみてはいかがだろうか。