フリマアプリの利用が63.7%!ネットオークションは?【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

今後出品するならば、「フリマアプリ」?

 株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用した「CtoCサービス実態調査」を実施した。今回の調査は、事前調査で「フリマアプリとネットオークションの両方の利用経験がある」と回答した10~50代の男女1,032名を対象としている。

 現在、「フリマアプリ」「ネットオークション」の両方を利用している人に「ファッション、ブランド」を購入する際に利用するサービスを聞いたところ、「フリマアプリ」を利用する人が63.7%、「ネットオークション」を利用する人が58.3%だった。年代別にすると、10代は「フリマアプリ」を利用する人が64.8%、「ネットオークション」を利用する人が46.5%と利用率の開きが最も大きかった。また、「ネットオークション」よりも「フリマアプリ」を利用する傾向にあることが読み取れる。

 今後、「フリマアプリで積極的に出品したい」と回答した人は33.3%、「ネットオークションに積極的に出品したい」と回答した人は17.6%だった。さらに、「両方同じくらい利用して出品したい」と回答した人は47.3%であった。20代に絞ると、「フリマアプリで積極的に出品したい」と回答した人が46.9%と他の世代に比べて最も多く、「ネットオークションに積極的に出品したい」と回答した人は12.5%という結果が出た。

フリマアプリでは購入しかしない?

 購入と出品を尋ねる質問に対し、フリマアプリで「購入しかしない」と回答した人は45.1%、「購入も出品も行っている」と回答した人は50.9%、「出品しかしない」人は4.1%だった。一方、ネットオークションで「購入しかしない」と回答した人は54.3%、「購入も出品も行っている」と回答した人は43.0%、「出品しかしない」と回答した人は2.8%だった。10代に絞ると、フリマアプリで「購入しかしない」と回答した人は33.8%、「購入も出品も行っている」と回答した人は63.5%であった。また、ネットオークションで「購入しかしない」と回答した人は70.3%、「購入も出品も行っている」と回答した人は28.5%だった。

 さらに、「すぐに使用したい、手に入れたい商品」を購入する場合に、「フリマアプリ」を利用する人は66.7%、「ネットオークション」を利用する人は50.9%だった。また、「購入金額が高くなってもほしいレアもの」は、「フリマアプリ」を利用する人が35.1%、「ネットオークション」を利用する人が63.3%という結果となった。

 利用しなくなったモノを売る手段として、少し前までは「ネットオークション」を利用する人が多く見られた。しかし、最近ではECが発展し、フリマアプリの利用者が増加し続けている。特に若い世代は、今後もフリマアプリの利用者が増え続ける見込みがあることが今回の調査から明らかとなった。フリマアプリは、出品も購入も簡単で、かつ、手軽にアプリで利用できることもあり、ユーザーのニーズに応えている部分が人気の理由となる。このように、時代に合わせたニーズに応えることが利用者を増やすことに繋がるだろう。


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