提供開始から約1年、続々広がるAmazon決済

福島 れい

ebisumartも提供開始、Amazonログイン&ペイメント

 Amazon以外のEC店舗でも、Amazonアカウントでログインして買い物ができたら便利で安心。という購入者の声に応えるサービス”Amazonログイン&ペイメント”。2015年5月のサービス提供開始より、導入店舗は続々と増え、2016年4月時点では400社を上回るEC店舗に導入されている。

Amazonログイン&ペイメントの動向はこちら
https://ecnomikata.com/ecnews/8872/

 EC店舗がAmazonログイン&ペイメントを導入する最大のメリットと言えば、離脱率を下げ、コンバージョンアップを見込めるということだろう。住所等の情報入力が面倒、昨今話題になりがちな個人情報の流出の問題が気にかかり、初めて利用するEC店舗での個人情報入力を避けているなど、”ほしい商品を見つけた後”であっても、離脱してしまう購入者は多い。こういった購入者を離脱ではなく、購入に繋げる効果を持つのがAmazonログイン&ペイメントなのだ。

 EC店舗が実際にAmazonログイン&ペイメントを導入しようと考えたとき、確認しなければならないのが、利用しているASPカートやECパッケージでAmazonログイン&ペイメントを利用できるかどうかということだ。多くのEC店舗がAmazonログイン&ペイメントの導入を進める流れを受け、EC店舗を支援するサービスを提供する各社がAmazonログイン&ペイメントとの連携を進めている。

 そんな動きを受け、今回は「ebisumart(えびすマート)」においても、オプション機能としてAmazonログイン&ペイメントを利用できるようになった。ebisumartを提供する株式会社インターファクトリー(以下、インターファクトリー)は、EC市場が拡大する中で購入者の行動が多様化していることを挙げ、EC店舗で「便利で簡単に」購入できる環境を整えることを目指し、Amazonログイン&ペイメントの提供を開始するという。

 EC店舗を運営していく上で、購入者にとって快適な買い物環境を整えることは欠かせない。Amazonログイン&ペイメントは快適な買い物環境を整えるための有効な手段の1つであり、購入者からの人気も高いサービスだ。今後のサービス連携、機能発展を含め、引き続き注目していくべき存在だろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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