商品選択に迷う時の決め手は受賞シンボル・マーク?【Foods R&D調べ】

ECのミカタ編集部

「受賞シンボル・マーク」が購入意欲高める!

「受賞シンボル・マーク」が購入意欲高める!

 株式会社Foods R&D(以下、Foods R&D)は、食品や飲料の買い物を週1回以上している人を対象に「食品飲料の買い物に関するアンケート」の調査を実施した。

 パッケージやパンフレット、販売POPデザインに受賞シンボル・マークが記載されている商品と、記載されていない商品の購入意欲について、「記載されている商品」を購入しようと思う、どちらかといえば購入しようと思うと回答した人が58.8%だった。また、「記載されていない商品」を購入しようと思う、どちらかといえば購入しようと思うと回答した人が3.2%となった。これを受け、受賞シンボル・マークが購入意欲を高めていることが分かる。

 20代30代OL、主婦、20~60代以上の男性、学生・パートアルバイトの4つの属性別に分析すると、受賞シンボル・マークが記載されている商品を「購入しようと思う」「どちらかといえば購入しようと思う」と回答した人の割合が20代30代OLは72.7%だった。また、学生・パートアルバイトは66.2%、主婦は58.8%と高く、20~60代以上の男性は53.0%と比較的低い結果となった。

認知度が上がり、重視している人が多々!

 同等の内容量で同価格帯の商品が数種類あり、購入を迷っている場合、購入の「決め手」となるものは何だろうか。その質問に対し、商品の基本的な内容(「原材料」45.4%「パッケージデザイン」44.0%)に続き、「金賞受賞などのシンボル・マーク」が34.3%、「栄養成分表示」が32.6%だった。また、「キャッチコピー」が28.9%、「サービス情報」が19.5%という結果となり、金賞受賞などの受賞シンボル・マークが重視されていると言える。

 海外の食品飲料などの品質を評価審査する機関の受賞シンボル・マークの認知度は、「よく見る」「たまに見かける」「見たことがある気がする」を合わせて、DLG(食品品質協議会)が29.9%、iTQi(国際味覚審査機構)が29.4%だった。また、Monde Selectionが84.6%の結果となり、モンドセレクションは日本での認知度が高いことが判明した。

 全てをシンボル・マークで決めるわけではないが、どうしても迷ったときにはシンボル・マークが付いている商品を選ぶ。それは、「安全な商品を選択したい」という想いが無意識にそうしているのかもしれない。今回の調査で、とても多いということではないが、受賞シンボル・マークを3番手として選んでいる人が多いことが判明をした。ますます、受賞シンボル・マーク取得を目指す企業が増えそうだ。


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