日本の“夏祭り”、上海にきたる!豌豆公主イベント

ECのミカタ編集部

リアルイベントで注目度を高める

 2016年7月1日(金)から4日(月)の4日間にわたって、ショッピングアプリ『豌豆公主(ワンドウ)』のブランディングを目的としたイベントが開催された。このイベントを開催したInagora株式会社は、中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderful Platform」、ショッピングアプリ『豌豆公主』を運営している。日本製品を販売する『豌豆公主』は2015年8月のリリース以来、ユーザー数は100万、1日の最高注文数は5000件を突破するなど注目度の高いメディアである。

 このイベントの目的は出店ブランドの認知向上や『豌豆公主』のサービス認知拡大。イベントを開催することによって、話題となり多くの消費者の注目を集めることができる。また、今まで『豌豆公主』を利用したことがなかった人々に認知してもらうきっかけにもなったのではないだろうか。イベントの開催地となった「K11」は上海でいま最も人気のある若い富裕層向けのショッピングセンターで、ファッションや芸術のトレンドを発信し、上海の若者を魅了している。

日本文化への興味関心を高める仕組み

 会場は日本の「夏祭り」をテーマとしている。浴衣を着たスタッフがお客様をアテンドし、商品の説明だけでなく日本のライフスタイルを紹介。『豌豆公主』のサービスそのものを体感できる空間となっている。さらに、和食器や日本食などを体験展示し、中国のお客様が日本文化を体験できるようになっている。また、イベント初日には日本のはちみつコスメブランド「HACCI」の水谷仁美社長と、「Simplisse」の代表であり美容家でもある山本未奈子さんが中国初となるメディア発表を行い、ブランドや日本のライフスタイルなどを紹介した。

 このようなイベントを開催することによって、消費者は商品を体験してから安心して購入することができる。さらに、イベントに参加した若者は感想をSNSに投稿するため、拡散効果を得ることもできる。Inagora株式会社は今後もこのようなイベントを積極的に開催し、商品ブランディングとユーザー体験を通して、日本文化の魅力を発信し、日本事業者のブランディングと製品認知度の向上に尽力していく。海外進出を目指す企業にとってこのような環境があるということは、海外進出への不安を解消し、背中を押すこととなるだろう。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事