より安心安全な決済を、楽天スマートペイEMV端末の取り扱いを開始

ECのミカタ編集部

Visaと楽天、ICカードとPIN入力による本人確認

楽天株式会社(以下、楽天)は2014年12月15日より、同社が運営するスマホ決済サービス「楽天スマートペイ」において、「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」を新たに提供開始することを発表した。

楽天はビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、Visa)とセキュリティを向上しより安心・安全なカード決済の普及を目指すため、スマートフォンをカード決済端末として活用するソリューション、スマホ決済サービスの分野において連携を行っていた。

サービス実現の背景

様々なセキュリティ面において、特に偽造詐欺によるカード不正利用の削減を目指しICカード取引の国際標準規格を日本市場で展開しているVisaは加盟店およびカード発行の両面におけるEMV対応を課題としている。

一方楽天では、2012年12月より主に中小企業や個人事業主向けに「楽天スマートペイ」の提供をし、現在ではセキュリティを強化した決済ソリューションを市場に展開することでカード会員、加盟店の双方がより安心して安全にクレジット、デビット、プリペイドの各種カードを利用できる環境と端末開発に取り組んでいる。

そしてVisaが原則新規に設置されるEMV端末にPINパッドを具備することを必須としており、今回の楽天の端末開発を歓迎したことで、サービスの提供が開始という運びになった。

Visaのルールに則り、暗証番号を入力するPINパッドを備え、ICチップの付いたクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードで決済する際に、認証をサインではなく、4桁の暗証番号を打ち込むことで完了する仕組みで、より安心安全な決済インフラを提供する。


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