auショップにECの風!au WALLET Market

石郷“145”マナブ

 KDDI株式会社(以下、KDDI)は、全国のauショップで、スタッフがタブレットを用いて、商品を提供し、購入できるという今までにないショッピングサービス 「au wallet Market」を8月25日より開始する、と発表した。写真は、その記者会見の模様である。最初は一部のauショップでの展開となるが、12月にはこれを全店舗にまで拡大させる、としている。

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http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=5956

 購入までの流れは、まずauショップの接客の段階でタブレットで商品を選ぶ。すると、auユーザーであれば、auの契約の住所が自動表示されるので、これにより、面倒な住所入力をなくして、購入画面になる。その後は、「auかんたん決済」の利用することで新たな支払い登録も不要となる。「auかんたん決済」とは、携帯電話通話代と一緒に支払う決済で、通話代と一緒に払えるので、ユーザーにとっては便利で、スムーズに商品を購入できるというわけだ。もちろん、「au wallet カード」の利用に応じて貯まる「walletポイント(1ポイント=1円)での支払いも可能となる模様。auショップで取り扱う商品は「安心・安全の食材」「日本全国産直品」「こだわりのスペシャリティーコーヒー」等auが厳選したこだわりの商品だ。商品の内容は、定期購入をするタイプのものが多く、KDDIにとっては、auショップへ行った事がきっかけで、継続で購入する商品が増えることで、同Marketの売り上げ増に貢献することになりそうだ。

 つまり、auの持つノウハウをフルに生かして、新しいショッピングサービスとなる。auのスタッフが購入のお手伝いをすることで、これまでネットショップを体験したことのないお客様にも安心して利用できるものとなる。まさに、ECのノウハウを使った新たな流れと言って良いだろう。
 auショップが、ネットショップの力を使って、単なる携帯電話の機種変更や購入だけのステージから脱却するということを意味するわけであり、インターネットというものが、我々の日常にまた新たな価値と購入シーンを創造してくれそうで、この動きには期待したい。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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