サイト制作~その後の運用まで。多店舗展開を最も安価に効率よく運営する。自動併売システム「クロスマ」

須崎 千春

株式会社IZUMI 代表取締役 山本 健一朗氏

多くのEC事業者は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECモールに出店することで事業を拡大している。しかしその一方で、多店舗展開をすることにより、出品作業や受注処理が煩雑になることが課題となっている。売上げの増加と共に、人員や作業時間などの必要なコストが膨らんでしまうのだ。

そんな時に役立つソリューションが、複数店舗の運営を効率化できる「一元管理システム」だ。今回は、「一元管理システム」を進化させた「自動併売システム」でAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングへの出品から出荷までをサポートする『クロスマ』に着目し、サービスの導入メリットやコスト削減の具体例などを、開発元の株式会社IZUMI(以下、IZUMI)の代表取締役 山本健一朗氏にお話を伺った。

リソースとコストが課題となる「多店舗展開」。その解決方法と得られるメリットとは?

ECサイトの運営には、店舗づくり、商品の仕入れ、出品、在庫管理、受注処理、出荷指示など、日々多くの作業が発生する。現状この膨大な作業量が原因で、EC事業拡大の主流である「多店舗展開」に踏み出せないEC事業者も多く存在していると山本氏は話す。

「毎日作業に追われているEC事業者が多店舗展開をしようとしても、そもそもの店舗づくりにお金と時間がかかりますし、その後必要な出品や受注処理などを行う人員も確保しなければいけません。そうなると、『もう少し時間とお金に余裕が出てから新規出店を始めようかな』という結論に至ってしまうようです。」

このように、山本氏が話す多店舗展開に必要な「コスト問題」には、IZUMIが提供する自動併売システムの『クロスマ』が有効だ。クロスマは固定の月額利用料14,800円だけで、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場への一括出品がスマートにでき、その後の在庫管理から出荷までをサポートしてくれる。

「一元管理システムを導入せずに多店舗展開を行うには、どうしても多くの手間がかかってしまいますよね。人を雇うにしても仕事を覚えてもらうまでにかなりのマンパワーが必要ですし、マニュアルを作るにしても時間を使う。そこで役立つのが月額14,800円という低コストで導入できる『クロスマ』です。出品から出荷までをトータルでサポートできるので、『多店舗展開をして売上げを伸ばしたいが、手間は一切増やしたくない』というEC事業者にぴったりでしょう。」

大手ECモールに存在するそれぞれの固定客を獲得するため、また「たまたま楽天ポイントが貯まっていたから楽天市場で買い物をしよう」というような顧客を逃さないためにも、多店舗展開は必須だろう。面を増やすことで機会損失を失くし、注文が増えることで在庫の回転率も良くなる。最低限のコストで多店舗展開を実現すると、得られるメリットも大きくなるのだ。


クロスマ導入前後のコスト比較!人員を増やさず多店舗展開を実現

クロスマ導入前後のコスト比較!人員を増やさず多店舗展開を実現

では一体、自動併売システム『クロスマ』を導入することで、多店舗展開に必要なコストをどのくらい削減・効率化できるのだろうか。各作業時間を見積もり、クロスマを使わずに時給1,000円のスタッフが作業をした場合と、クロスマを使って作業をした場合を比較してみた。

まずは商品ページの作成だ。恐らく手作業の場合だと、管理画面にログインしてから画像をアップロードし、商品情報を入力した後に該当カテゴリーを選択する……とやっていると、どんなに作業に慣れていたとしても1商品10分は必要だろう。

多店舗展開をしている場合は、この作業はAmazonだけでなく、楽天市場とYahoo!ショッピングでも行う必要がある。そうすると、1商品を3店舗にアップすることになるので「1商品10分×3店舗=30分」が必要だ。仮に100商品あったとしたら、30分の作業×100商品=3,000分(50時間)となる。

これを時給1,000円で換算すると50,000円。作業に慣れていないスタッフが実施した場合、この2〜3倍はコストがかかるだろう。

そして出品作業だけではなく、日々の注文処理などの時間にもコストが発生することを忘れてはならない。出品後、注文が入ったら内容を確認し、その後注文確認メールを送付する。次に出荷処理を行い、出荷後は配送伝票番号をお客様に送付する。

前提として効率化のシステムを利用していない場合、箱詰め作業を除き、この一連の流れをスムーズに見積もったとしても3〜5分は必要だろう。1日100注文あった場合、短くても300分(5時間)はかかるため、時給で換算した場合1日5,000円となる。平日週5日スタッフが稼働した場合、少なく見積もっても月100,000円もの人件費が必要となるのだ。

クロスマではAmazonの商品情報を自動で取り込みし、各モールに合わせて情報を最適化するため、非常に簡単に他モールに出店ができる。そのため、かかるリソースはAmazonへの出店分のみとなり楽天市場、Yahoo!ショッピングへの出品は1分もかからない場合もある。要するに、手動であれば3,000分(50時間)かかる作業を3分の1まで効率化できるのだ。

更にクロスマには連携している3モールの注文情報をまとめ、自動で出荷指示を出す機能も備わっている。

100注文で約5時間を要する注文処理もかなりの時間短縮と人件費削減が可能だ。EC事業者の中には受注情報をある程度まとめ、発送を依頼している倉庫にCSVで送っている企業も多いが、その場合は人的ミスが発生する可能性も多い。自動化することによって人的ミスも無くせることも『クロスマ』の大きいメリットとなる。

山本氏は「毎日どうしても出品作業や注文処理に膨大な時間が取られてしまうので、多店舗展開をするためにはスタッフを採用する必要があります。ですが、『クロスマ』を使うとスピーディーに商品の併売と注文処理ができるため、新たな採用は必要ありません。なので、多店舗展開を行うために増えるランニングコストはクロスマの月額利用料のみということになります。

利用企業の多くは、『今後はAmazonへの出品だけでは不安だから、そろそろ他の店舗にも出店しよう』と、Yahoo!ショッピングや楽天市場に出店するタイミングで『クロスマ』を導入してくれました。」と話した。

人件費や稼働時間を抑えて、月額利用料のみで多店舗展開の後押しをしてくれる『クロスマ』。具体的な数字に落とし込むことで、価値が明確に、そして利用イメージができたのではないだろうか。

更にクロスマには連携している3モールの注文情報をまとめ、自動で出荷指示を出す機能も備わっている。
100注文で約5時間を要する注文処理もかなりの時間短縮と人件費削減が可能だ。EC事業者の中には受注情報をある程度まとめ、発送を依頼している倉庫にCSVで送っている企業も多いが、その場合は人的ミスが発生する可能性も多い。自動化することによって人的ミスも無くせることも『クロスマ』の大きいメリットとなる。

山本氏は「毎日どうしても出品作業や注文処理に膨大な時間が取られてしまうので、多店舗展開をするためにはスタッフを採用する必要があります。ですが、『クロスマ』を使うとスピーディーに商品の併売と注文処理ができるため、新たな採用は必要ありません。なので、多店舗展開を行うために増えるランニングコストはクロスマの月額利用料のみということになります。

利用企業の多くは、『今後はAmazonへの出品だけでは不安だから、そろそろ他の店舗にも出店しよう』と、Yahoo!ショッピングや楽天市場に出店するタイミングで『クロスマ』を導入してくれました。」と話した。

人件費や稼働時間を抑えて、月額利用料のみで多店舗展開の後押しをしてくれる『クロスマ』。具体的な数字に落とし込むことで、価値が明確に、そして利用イメージができたのではないだろうか。

対応モールの拡大も間近!クロスマは増税後、お得な料金体系に

さらに同社ではYahoo!ショッピング・楽天市場への出店サポートも行なっており、驚くほど安価だが15,000円でストアづくりもしてくれるそうだ。

「通常だと楽天市場に出店する際は自分たちでストアづくりをしなければなりません。ですがストアづくりにはhtmlなどの知識が必要ですし、お金や時間がかかる。なので、まずは突破すべき第一関門を私たちがサポートすることで、スピーディーに出店していただいています。

結局、商品を販売するためのストアがないと始まらないじゃないですか。ストアづくりの段階で二の足を踏んで進まないとなったら元も子もない。このストアづくりを外部にお願いしようと思ったら、安くても10万円は必要なので、かなりお得だと思います。」

山本氏は、「多店舗展開を機に『クロスマ』を利用するEC事業者のほとんどが、この出店サポートを利用しています。」と話した。システムだけでなく、ストアづくりのサポートを行なっているIZUMIはEC事業者の多店舗展開を広い観点から支援を行なっているのだ。

さらに、10月からの増税を機に料金体系も一新。変更前はAmazonから多店舗展開する際Yahoo!ショッピングと楽天市場、それぞれ月額14,800円が必要だったが、10月からは両方のモールを使ったとしても月額14,800円となった。

この料金改定の背景について、「近々利用可能モールにau Wowma!を追加するので、思いきって利用料を固定にしたんです。」と説明。今後は海外AmazonやeBayでも『クロスマ』利用ができるように動いていくと話した。

「『クロスマ』を導入して削減できたお金や時間を使って、売れる商品を探したり、マーケティングを強化していただきたいと思っています。なるべく単純作業は『クロスマ』に任せてしまって、人が考えるべきことに力を入れる。人でないと対応できない部分に注力していただけるようになれば嬉しいですね。」

「目の前の作業に追われて本来やるべき仕事が手につかない」「売上げと共にコストが膨らみ、効率化ができていない」と頭を抱えるEC事業者は、ぜひ一度IZUMIが提供する『クロスマ』について問い合わせてみてはいかがだろうか。 きっと、多店舗展開などの事業拡大イメージができるようになるはずだ。

株式会社IZUMIへのお問い合わせはこちら


記者プロフィール

須崎 千春

1992年生まれ 北海道出身。朝ごはん巡りが大好きなフリーライター。
ビジネス系の書籍やWeb記事の執筆をメインとし、「ECのミカタ」ではECサイトを運営する会社での勤務経験を活かし、企業インタビューを行なっている。

須崎 千春 の執筆記事