越境EC支援のイーベイ・ジャパン、成長戦略を発表! 昨年の日本事業の成長率+29%

イーベイ・マーケティングチーム

越境ECを支援するイーベイ・ジャパンは2021年2月24日(水)、日本のセラー(販売者)を対象に「eBay Japan Seller Summit 2021」を開催し、岡田雅之同社代表が今年のeBay日本事業の成長戦略などを明らかにした。20年はコロナ感染拡大の影響を大きく受けたが、事業は大きく成長。今年は日本セラーの潜在能力を引き出し、海外の熱狂的ファンに向けて、日本のセラーをブランド化するなどの方針を明らかにした。

米国向け配送期間は平均5日未満!日本のセラーが高評価

岡田代表は20年をコロナ禍で巣ごもり消費などによって「一気にECの普及が進んだ一年」と評した。eBay全体では前年比18%増と「7年分の成長を1年で実現」。米国ではトランプ政権の給付金支給などでアクティブバイヤーが1100万人増加した。日本事業は主力の米国市場が拡大したこともあり前年比29%増となり、米eBayの成長率25%増を上回った。配送でも大きな変化が起きた。以前は旅客便を利用した日本郵便のサービスが9割だったが、コロナ禍で便数が激減。変わって全世界に自社配達網を持つDHL、フェデックス、UPSのクーリエ(国際宅配便)が86%を占めるようになった。クーリエへのシフトで米国向け配送期間は19年の平均8日から20年には5日未満となった。米国内の配送ででも通常4日未満かかるとされ、配送期間が短縮されたことは日本のセラーの高評価につながった。今後、旅客便の運行が再開されれば、割安感や配送スピードなどの要素を考慮し、日本郵便やクーリエ各社を使い分けるようになると見る。

まだまだ宝が眠っている

イーベイ・ジャパンの岡田代表は「2021年は3つの方針を掲げている」と説明する。一つは「セラーのエンパワーメントの推進」だ。2クリックで出品可能な商品数の上限をアップできる機能の導入や、日本語提供する「セラーポータル」の充実、週1回のメールに加え、TwitterやFacebookでの情報発信、公認コンサルタントの認定など日本のセラーに最適な環境を整える。次に「エンスージアスト(=熱狂的なファン)商材の探求」で、米国本社も再定義した、原点回帰とも言える方針だ。日本にはオタク、ニッチ、コアファンを持ちながら、ビデオゲーム、レトロゲーム、トレーディングカード、ラグジュアリーウォッチ、フィルムカメラ、ゴルフや釣り具など眠っている商材が多くある。

ポケモンカードの「リザードン」は金融資産!

イーベイ・ジャパンの中里力カテゴリーマネージメント部部長は、昨年伸びたカテゴリーについて、アパレル&アクセサリーが前年比20%増、おもちゃ&ホビー33%増、カメラ33%増、ジュエリー&ウォッチ25%増、ビデオゲーム31%増と報告。今年の注目カテゴリーの一つ、トレーディングカードでは、ポケモンカードが25周年を迎え「リザードン」のカードなどが金融資産とし、高額で取引されている。ラグジュアリーウォッチも昨年11月からeBayが「真贋保証サービス」を展開し、単価もアップ。eBayで日本商材だけをバナーで訴求し、20年10-12月では前年同期比34%増を記録した。今年も3月に同様の販促を行うなど注力する。アニメアートキャラクターはドラゴンボール、ポケモン、キン肉マン、ウルトラマンなど日本の強みを発揮できるコレクターアイテムとして打ち出しを強める。岡田代表はこのほかにも、自動車のパーツアクセサリー、ビデオゲーム、フィルムカメラ、ゴルフクラブ、リールやロッドなどの釣り具と潜在需要のある商材は多くある、と説明。こうした海外の市場に熱狂的なファンを持つ商材にスポットを当てていくという。

日本のセラーのブランド化へ!一緒に乗り越えていこう

3つ目の方針として「日本のセラーのブランド化」を打ち出す。岡田代表は「米国では日本のセラーと、扱う商材の良さが知られ始めている」と指摘。スピード(配送期間の短さ)、商品の品質(状態の良さ)、バイヤーに対するフォローアップ(丁寧な包装や問い合わせへの対応)など、高い評価を獲得する日本のセラーや商品をブランド化。専用ページを作るなど、認知度を高めて、販売の後押しをする。「今年もコロナの影響は残るが、更なる高みに向けて、一緒に乗り越えていこう」と訴えた。


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イーベイ・マーケティングチーム

世界200か国・地域から年間1億6,700万人の購入者に利用されるグローバルなオンライン・マーケットプレイス「eBay」(イーベイ)。
この世界最大級の越境ECプラットフォームを通じて海外への販売を行う日本企業を、イーベイ・ジャパンがサポートします。