Qoo10大学を開校!セラーサポートを強化 売るコツを いつでも どこでも 誰でも 無料で学べる
Qoo10大学
インターネット総合ションピングモール「Qoo10」は今年5月に、「Qoo10大学」を開校した。成長に伴いセラー(販売店)は2万1400店と、2万店を大きく超えたQoo10は、さらにそのペースを上げるため、これまでのセラー支援で蓄積した様々なノウハウを公開する。出店中のセラーの成長を底上げすると同時に、新たにQoo10に出店するセラーのスタートダッシュをめざす。Qoo10大学について、eBay Japan合同会社の新井秀樹Seller Growth本部長に話を聞いた。
“Qoo10で売る”ノウハウを誰でも無料で
――Qoo10大学開校の狙いは
「Qoo10には独自のルールや特長がある。ECモールで売るための定石に加えて、独自ルールや特長を理解できればもっと売れるセラーは多い。新たに出店するセラーにも、セラーになることを迷っている人にも、役立つノウハウが詰まっている」という。Qoo10大学の目的は、基本的には出店中のセラーの底上げで、ニーズの強い「売り方」や「広告の使い方」「売れてるショップの施策紹介」「クレーム対応」などをテーマにする。週1回ペースで開催するウェビナーは実際にセラーを支援する担当者が登場し、生配信する。
Qoo10大学 人気記事
――具体的な内容は
Qoo10大学では生配信(ライブ)のウェビナー、ウェビナーを編集した動画、記事の3つを組み合わせて情報発信する。動画と記事は一般公開し、いつでもどこでも誰でも見ることができる。Qoo10での販売を考えてる人も、事前にQoo10での売り方を学べるのは嬉しい。生配信のウェビナーはセラー向け販売管理ツール「QSM」(Qoo10セールスマネージャー)から参加申し込みができる。QSMには出店登録が必要だが、新規出店料、月額費用は無料なので、実質的には誰でも無料で見ることができる。
このようにQoo10大学では出店していない人も、既存セラーもウェビナー(生配信)、動画、記事を通じて、ノウハウを学んだり新しい知識を得たりすることができる。
Qoo10を通じてECを活性化したい
――なぜQoo10大学を開校しようと考えたのか
「他のECモールに比べ、これまでQoo10で販売するための情報が少なかったと思っている。Qoo10大学の開校でノウハウの一般公開など踏み込んだ発信をする」という。Qoo10ならではの売り方や独自ルールを解説し、それを上手く使えばQoo10の強みや特長を効果的に発揮できる。例えば3カ月に1回開催する「メガ割」セールでは事前の価格設定にルールがあったり、お客様の利便性やサービス向上のために独自のルールがあったりする。また他社ECモールに比べ、サイト内で使える広告は割安に設定されている。QSMの管理画面も、見方や使い方にコツがある。Qoo10の認知度は81.7%(2022年12月、15~39歳女性を対象にした調査)と高く、購入者の約7割がトレンドに敏感な10~30代で、全体の76%を女性が占めるなどショッピングECモールとしての特徴もある。こうしたノウハウや知識をウェビナー、動画、記事でいつでもどこでも誰でも学べるのがQoo10大学なのだ。
Qoo10大学 講義メニュー
韓国や中国でもセラーを開拓、日本市場に紹介
――今後の取り組みは
Qoo10大学の対象は日本にとどまらない。Qoo10は韓国や中国の海外セラーの比率も高い。「韓国コスメ人気などQoo10の特長の一つになっている。ニーズも高く、日本のお客様がもっと韓国をはじめとする海外の商品を手軽に買えるようにしたい」。韓国では6月にもウェビナーも実施する予定だ。マーケティングやお客様の購入フロー、越境ECに対応した税金関連など、いくつかのメニューを準備する。一方、中国では今年4月、アント・グループのワールドファーストと提携した。中国セラーの新規開拓を強化していく方針だ。今後、両国のセラー向けにも情報提供を強化する計画だ。