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詳細統計+専門的分析 「メディアと広告」から時代を切り取るデータブックの特集分冊版

市販版としては今回の2023年版で30回目の刊行となる『情報メディア白書』から、「特集 いま知りたい メディア・社会の過去現在と、これから」を分冊化した電子版。『情報メディア白書2023』の巻頭特集に当たり、「PART-1 ソーシャル・シークエンス分析から捉えるコロナ禍前後の生活行動の変化」「PART-2 『日本の広告費』~75年を振り返る~」「PART-3 ビデオリサーチ『テレビ視聴率』の60年とこれから」「PART-4 ジェネレ—ティブAIがメディア・コンテンツ産業に与える影響」の4パートから成る。

コロナ禍を経た人々の生活行動・メディア利用行動の変化を11のクラスター(生活パターン)を抽出することで詳細に分析した「PART-1」、急速に進化する「ジェネレ—ティブAI(生成AI)」の応用範囲や影響力を解説した「PART-4」も読みごたえ十分だが、思わず手が止まるのが「PART-2」冒頭、日本の広告費の変遷を表したグラフ・ページ。1947年から2021年まで、新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・衛星メディア、そして今や日本の広告費の首位となったインターネット広告費の移り変わりを、広告環境=大きな社会的トピックスとともに並べたグラフは、戦後の日本における広告の流れを把握する意味でも有益な資料となるはずだ。

メディアと広告という視点で時代をつかむデータブックの特集パート。ページ数はコンパクトながら、豊富な統計データと専門的見地からの分析は、ネット広告やマーケティングに関わる人も、施策のベースとして押さえておきたい内容と言える。

書名 情報メディア白書2023【電子版分冊】1特集

金額 1650円(税込)

著者 電通メディアイノベーションラボ(編)

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