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アパレル/ライフスタイル業界の最新動向分析から未来を見据える

「2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日」の著者であり、ライフスタイル領域を中心に活動するコンサルタント、福田稔氏による書き下ろし。前書から約5年間を経て、アパレル業界で起きているさまざまな変化を考察し、ビジネスとしての未来像を展望する新刊となる。

冒頭、著者は【予想しえなかった「大きな変化」が世界を襲い、アパレル業界を劇的に変えていく】とテーマ立てしたうえで、“想定外の2つの大きな変化”として「コロナ禍、インフレなど、マクロ環境変化の影響」と「温暖化による気候変動の加速化・深刻化」を挙げる。そこを起点に、第1章では世界のアパレル・ビジネスの現状を俯瞰して、その大きな変化を下記の3つに分けて分析していく。

変化①:「多くつくり、多く売る」という時代の終焉
変化②:「中古品市場」の世界的な拡大
変化③:健やかに生きる「ウェルネス関連市場」の拡大

さらに「サステナビリティ」「グリーンウォッシュ」「メタバース」「リジェネレーション(環境再生型事業)」「生成AI」といったキーワードで論を進め、第4章「アパレル業界の変革に必要な6つのイノベーション」では、グローバルな視点から先進的な事例を紹介。そして最終の第5章「日本のアパレル/ライフスタイル領域の企業は、いま何をすべきか」で、日本のライフスタイル産業が持つ可能性を説く。

2040年まで16年。タイトルにもある「持続可能な循環型・再生型ビジネス」を実現するために業界全体で果たすべき役割とは? 最新動向を押さえつつ未来を見据える、示唆に富んだ一冊と言えるだろう。

書名 2040年アパレルの未来 「成長なき世界」で創る、持続可能な循環型・再生型ビジネス

金額 1980円(税込)

著者 福田稔

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