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14業界を同一フレームで比較することで提示される『マーケティングの地図』

EC・実店舗を問わず、マーケティングにおいては次々と新しい理論や手法が登場し、「これは使えそうだ」と導入することもあるだろう。しかし、いざ自社に当てはめてるとうまくいかない……ということはないだろうか? 人気マーケティング書『売上の地図』(※)の続編となる本書で、著者の池田紀行氏は冒頭でこうつづっている――「世にあふれる有益な考え方や便利なフレームワークは、導入をする際、必ず自社商材に照らし合わせ、チューニングする必要がある」(「はじめに」より)。

とはいえ、「チューニング」と言っても具体的にはどうすればよいのか。本書では下記14の業界について、そのマーケティング特性の違いと各業界ごとの戦略立てのポイントが、「商品カテゴリーマトリクス」「マーケティングファネル施策マップ」といった共通フレームを用いて解説される。

▼本書で扱う14業種
【菓子・アイスクリーム】【家電(白物家電、黒物家電)】【化粧品、コスメ】【食品・清涼飲料】【自動車】【保険(生命保険、損害保険)】【アパレル】【外食サービス】【日用品、日用雑貨】【シャンプー、ヘアケア用品】【スポーツブランド・用品】【注文住宅、ハウスメーカー】【観光地、行楽地】【アルコール飲料】


統計や実例も盛り込まれた各業界・フレームの解説は、丁寧かつ具体的。特に、認知や購入といったフェーズごとに施策がまとめられた「マーケティングファネル施策マップ」は、マーケティング活動全体の中で、例えばメルマガやSNS広告といったものがどのような効果・役割を担うのがが俯瞰でき、EC事業にも役立つはずだ。

同じフレームで比較することで「違い」を明らかにし、扱う商材にとっての「最適なチューニング」を探る方法を提示した1冊と言えるだろう。

(※)書名は『売上の地図 3万人を指導したマーケティングの人気講師が教える「売上」を左右する20のヒント』

書名 業界別マーケティングの地図 14業界のやるべき施策、商品の「売り方」「魅せ方」が分かる

金額 2420円(税込)

著者 池田紀行

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