新しいスマホ決済サービスで実店舗でのカード支払いが不要になる?
スマートな消費体験を提供
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下GMO-PG)が新たなスマホ決済サービス『GMO Pallet』の提供を4月22日から開始したと発表があった。今回のサービスは東京都渋谷区の道玄坂周辺エリアで決済可能な店舗を開拓し順次エリアを開拓していく予定だ。
GMO-PGによれば『GMO Pallet』はスマートな消費体験を提供する全く新しいタイプの決済サービスだという。従来のスマホ決済とは異なりリアル店舗での支払いがスマホアプリ上で完結するそうだ。
ユーザーはクレジットカードなどを財布から出す必要がなくなるので、非常にスムーズな決済が可能になる。また店舗側にも決済処理の業務を効率化できるというメリットがある。
『GMO Pallet』の利用は“2タッチ”
『GMO Pallet』は非常に手軽に利用できる。ユーザーは『GMO Pallet』アプリをダウンロードしクレジットカード情報を登録すればその後は店舗での支払いがスマホを1スワイプでのチェックインと1タイプインでの暗証番号入力という“2タッチ”でおこなえるという。
また利用店舗からのクーポンも受け取れるため、お得に買い物を楽しむことができるそうだ。さらに導入のメリットはユーザーだけではない。店舗側もさまざまな面で恩恵を受けることができる。
店舗側は『GMO Palletレジ』アプリをモバイル端末にダウンロードし、GMO-PGが発行するIDとパスワードを登録するだけでユーザーに『GMO Pallet』での決済を提供できるようになる。
店舗側が『GMO Pallet』を利用することで顧客情報や来店・販売履歴を管理できユーザーのリピート率や利用単価の向上へとつなげることができるそうだ。ユーザーの支払いを店舗側の端末でもおこなうことができるため、さまざまなシーンに柔軟に対応することも可能だ。
『GMO Pallet』アプリは無料となっており店舗側の利用料は3.24%の決済手数料のみとなっている。コスト面でも利用した分だけとなるので赤字の心配がない。
『GMO Pallet』の本格サービス開始は今秋を予定しているので、東京都渋谷区道玄坂周辺地域の店舗は今からでも十分間に合うだろう。全国区での利用ができるようになるのか非常に気になるところだ。