簡単で安全な支払いを!GMO-PGが新たな決済を追加

ECのミカタ編集部

 現代では、スマートフォンが日常生活に欠かせない存在となってきている。アプリやSNSを利用して楽しむことはもちろん、近頃ではスマートフォンで決済をすることも増えてきた。その1つである「Apple Pay」が、GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下、GMO-PG)が運営する「PGマルチペイメントサービス」に対応することとなった。

スマホでのEC購入率が5割を超えたことが発端

 GMO-PGは、業界のリーディングカンパニーとして、20年以上にわたりBtoC EC向けの決済代行サービスを提供してきた。またBtoCのECにとどまらず、CtoC・BtoB事業者や東京都等の公的機関でも幅広く利用されるようになっており、年間の決済処理金額は1.8兆円を超えている。

 EC事業者向けには、クレジットカードをはじめコンビニ決済・電子マネー・代引・口座振替・PayPal・キャリア決済・後払い・多通貨決済など様々な決済手段を一括して提供する「PGマルチペイメントサービス」を提供している。その決済処理金額は年間1兆円超となっている。

 さらに、ECサイトでの購入におけるスマートフォン比率が50%を超えていることを受け、最近では「PGマルチペイメントサービス」を通して、簡単で安全に支払いができるApple Payを新たに提供することとなった。なお、クレジットカードのポイントプログラムは引き続き対象となる。

手間がかかる情報を入力することなく、決済ができる

 今回の提供開始により、American Express、JCB、MasterCardを利用するユーザーは、アプリケーションやECの支払いにもApple Payを利用することが可能になる。Apple Payは、Touch IDに指を触れるだけで簡単に支払いが完了し、配送先や連絡先、クレジットカード番号などを買い物する度に入力する必要がないため、外出先でも簡単に買い物をすることができる。

 なお、Apple Payは、iPhone 6以降のiPhone、またはiPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 3以降のiPadが対応している。さらに、2012年以降のmacOS SierraがインストールされたMacでもSafariでの支払いにApple Payを利用することが可能だ。その際は、iPhone 6以降のiPhoneとApple Watchで支払いを承認する必要がある。

「Apple Pay」における安全性

 Apple Payは、便利なだけでなくセキュリティ面の安心感もある。もし、iPhoneやiPad、Apple Watchを紛失した場合でも、、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定することで、簡単にApple Payの利用を一時停止することができるため、安全であり、個人情報は厳重に守られる。なお、リモートワイプ(遠隔消去)を実行することで端末に保管されるApple Payを含む個人情報を全て削除することも可能だ。その他に、iCloud.comにログインし、Apple Payからの支払いを停止することもできる。

 さらに、Apple PayをiPhone等の端末に設定した場合も、クレジットカード番号はデバイスやAppleのサーバーに保管されることはない。また、ユーザーの端末には、各デバイス固有のアカウント番号が発行され、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュアエレメントに保管されることとなっている。

 ECで買い物する際に決済に時間がかかると、買い物を止めてしまうことは多々ある。それがApple Payのように簡単に決済できればどうだろうか。おそらく、手間をかけずに決済することができるため、買い物を途中で止めることは無くなるだろう。まさに、ユーザーの利便性を考えた決済サービスが「Apple Pay」なのだ。


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