本質的なABテストを!「Eストアーコンペア」で経営改善に集中せよ

ECのミカタ編集部

 ネット通販総合支援の株式会社Eストアー(本社:東京都港区)は、販売促進システムの「Eストアーコンペア」を販売開始したと発表。システムの運用に振り回されて、計測が目的化する事を避け、本来の目的である、経営改善に集中できる事を明確化したページABテストだという。

 WEBサイトにおいて、PDCAサイクルを回し改善を図るのは至極当然のことだ。その改善に欠かせないのがABテスト計測ツールであることはご理解いただけているかと思うが、株式会社Eストアーが7月4日にリリースした「Eストアーコンペア」は「何のためのABテストなのか」が、よく考えられている販売促進システムである。

 現存する多くのページABコンペアテストツールは、ページの転換評価が主であるため、CVR計測メインが多い。集客目的だけなら良いのだが、通販領域においては顧客生涯価値(LTV)の検証が重要であり、単純に転換率の良し悪しを測っても、経営効率の改善は不可能だ。Eストアーコンペアはこの点を重視し、高CVRの低LTVや、その逆も突き止めることが可能だという。

「改善のための改善」をやめて効率的で本質的な改善を

 また、CMS機能を商品性質化していないという点も大きい。どういうことかというと、ABの差分作りの際、CMSによるコンテナ入れ替えという簡単な作業で終わらせることが多い。しかしこれでは一番重要なページデザインによるAB判定ができない。その点「Eストアーコンペア」では100%完全オリジナルで作られたページのURLを指定するだけで運用出来る。

 これはシステムの運用に振り回されて、計測が目的化する事を避け、本来の目的である、経営改善に集中できる事を明確化した為であるという。運用は極めてシンプルで、着地ページと差分計測する複数ページのURLをセットし、あとは配分比率を決めるだけだ。経営改善の運用を楽に行うことができ、専門知識が不要なので大幅な人件費削減も期待できる。

 WEBサイトやECに限った話ではないが「改善」が下手な会社は往々にして存在する。それは「何のための改善なのか」という本質的なところを見落としがちで、「改善のための改善」をしてしまっていることが多い。しっかりとした検証の元のABテストはコンバージョン率が大きく伸びる。無駄な作業に時間を費やしてはいないだろうか?「Eストアーコンペア」で本質的な品質改善に向けて動き出してみてはいかがだろうか。

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