離脱率を下げるリンク決済サービス「VeriTrans4G POP」で高いホスピタリティを

ECのミカタ編集部

 ベリトランス株式会社(本社:東京都渋谷区、以下:ベリトランス)は、総合決済ソリューション「VeriTrans4G」に、リンク決済サービス「VeriTrans4G POP(ベリトランスフォージー ポップ)」を追加し、2017年7月10日より、EC事業者向けに提供を開始すると発表した。

 「リンク決済」という単語は聞いたことがあるだろうか? EC事業者に対して「カード情報の漏えい対策」としての「クレジットカード情報の非保持非通過化」を実現する手法の一種だ。決済代行事業者(以下PSP)が提供する一般的なリンク決済サービスは、消費者がPSPの提供する決済画面に遷移して支払いを行う。

 これはクレジットカード情報がEC事業者のサーバを含む機器・ネットワークに介在しない、セキュア決済処理が可能になるというメリットがあり、ほとんどの場合、PSPのドメインによる汎用版の決済画面に遷移する。情報漏洩やセキュリティの観点からはそれで良いのだが、それに違和感を感じた消費者が支払いを中止してしまうことが多く、課題となっていた。

 今回発表のあった「VeriTrans4G POP」は、EC事業者のWebページをベリトランスの決済画面が覆う形式でポップアップ表示する仕様のため、消費者が違和感や不信感を抱きにくいことから、スムーズに決済を完了させることが可能だという。スマートフォンやタブレットなど、マルチデバイスに対応したインターフェースでユーザーの利便性も奪わない。システム開発のコストや工数を削減する接続方式が採用されているので、事業者の負担も少ない。

「VeriTrans4G」で実現されるホスピタリティの精神

「VeriTrans4G」で実現されるホスピタリティの精神

 そもそも「VeriTrans4G」は、カード、コンビニ、銀行などの基本決済はもとより、電子マネー、ポイント、通信キャリア決済、各種ウォレット決済や、銀聯、Alipay、PayPalなどに代表される国際決済など業界最多の決済手段に対応している。

 それに加え高いセキュリティとユーザー利便性を併せ持っており、進化したトークン決済やリンク決済、決済システムに標準実装された高精度な不正検知ソリューションなど、EC事業者に求められている「クレジットカード情報の非保持化」、「ECでの不正使用防止対策」に完全準拠した次世代型総合決済ソリューションである。今回の機能の実装でさらなる顧客の離脱率抑制が可能になった形だ。

 EC利用者にとって「安心・安全」というキーワードの優先順位はかなり高い。昨今かなり叫ばれている情報漏洩やセキュリティに関してユーザーはかなり敏感になっている。少しでも違和感を感じたら離脱してしまうことは容易に想像できる。そうした時に、よりハイレベルな「安心・安全」を提供していくために、一つ一つユーザーの不安を取り除いていくという作業が今後必要になってくる。これからはEC事業者にも高いホスピタリティの精神が必要になってくると言えるだろう。

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