『LISUTO!』で越境ECはさらに身近に。AIが可能にする業務の省力化
LISUTO株式会社(本社:東京都港区、以下 LISUTO)は製品情報を1言語で登録をしておくと、自動で全世界のECモールに出品ができる、越境ECプラットフォーム『LISUTO!(リスト)2.0』を2017年7月24日に正式リリースすると発表した。
ECの世界進出はもはや国内出店とさほど変わらないくらいの労力で可能になってきている。『LISUTO!』というサービスをご存知だろうか。『LISUTO!』のリリース時にも記事にしたが(https://ecnomikata.com/ecnews/8265/)バージョンアップして進化を遂げたようだ。
『LISUTO!』とは、商品を『LISUTO!』上にアップするだけで、多⾔語変換(現在対応⾔語:⽇本語・英語・中国語・ポルトガル語・ドイツ語・韓国語。今後その他言語対応予定)し多数の海外ECモールに自動で出品してくれるというもの。
フォーマット、カテゴリーIDなど各ECサイトの情報を関連付け、在庫管理でも各ECサイトと連動してくれるので省エネ越境ECが実現できる。現在はヤフオク!、YAHOO!ショッピング、楽天市場、ebay、amazonの5社での対応だが、これから⼤⼿モール含め世界各国の約90のマーケットプレイスに対応する予定だという。その数のモールに自動でアプローチできれば商品を目にしてもらえる機会が圧倒的に増えるだろう。
AIが各モールの最適な出品カテゴリーを自動で選択してくれるので手間も少ない上に、複数モールの在庫を連動させて自動で在庫を調整してくれる。スマホやタブレットからも指一本で出品可能だというのだから驚きだ。今後はスマホアプリも開発予定だという。ここまで国内外、複数モールでのネット販売がボーダーレスになってくると、越境ECに挑戦しないデメリットの方が大きくなってくるのではないだろうか。
誰でも参入できるようになった時代、アナタにしかできないECを
まだまだ越境ECにはハードルが高いイメージがはびこっているが、『LISUTO!』のようなサービスがその敷居を下げてくれているのは確かで、はっきり言ってしまえば誰でも自由に参入できるようになってしまっている。競争はますます激化するとは思うが、こういったツールを駆使することで、マーケティングや戦略面にリソースを割けるので、しっかりとしたネットショップ経営戦略を持っているところは世界という舞台で十分に勝ち残っていけるだろう。
様々なツールを駆使すれば本当に少人数で大きく取引高を広げることが可能になった。こうなると情報やツールを「知っているか」と「知らないか」の違いが如実に現れる。またそれを上手く「使えるか」「使えないか」でも大きく変わる。とにかく情報収集力がものを言う時代なのだと再認識させられた今回の発表だった。