バロックジャパン、インフルエンサー獲得支援を開始。「CAWAMORI」が目指す夢へのマッチング
「MOUSSY(マウジー)」などのファッションブランドを展開する株式会社バロックジャパンリミテッド(本社:東京都目黒区、以下「バロック」)は、アルヴァ株式会社(本社:東京都港区)と共同開発したSNSコンテストプラットフォームアプリ「CAWAMORI(カワモリ)」を7月26日にリリースすると発表した。
バロックは「挑戦」という企業理念に基づき、夢を抱く人を応援する取り組みを実施している。社内人材発掘のため開催した「第1回スター発掘コンテスト」のグランプリ受賞者が、自らのブランドを立ち上げるなど活躍を見せている。夢を抱く人の「挑戦」を応援するバロックの精神に基づき、このたびスターを目指す人と求める企業をマッチングするSNS型コンテストプラットフォーム「CAWAMORI(カワモリ)」を立ち上げた。
利用者は、会員登録時に「キャスト」と「サポーター」の2種類の利用方法を選べる。「キャスト」はスターを目指す人の利用方法。サービス上で開催される各種コンテストに参加し優勝を勝ち取ると、賞金、賞品、専属契約権利など、主催企業のニーズに応じて、コンテスト主催企業から提供される各種のアワードを獲得できる。
登録は無料、月額課金制(月額税込300円)でプレミアム会員にアップグレードすると、手持ちの ♥(いいね) が5個から50個に増加し、プレミアム会員限定コンテストにエントリーできる。そして「サポーター」は「キャスト」を応援する人で、無料会員登録後、応援している「キャスト」に♥(いいね)を送ることができる。
企業側は「募集サイト構築・PR戦略」「応募者対応」「選考プロセス」といった従来のタレント新規獲得フローを省き、オーディションやコンテストを少ない手間で実施することができる。また、タレント候補の人気度が利用者の投票によるランキング形式で視覚化されるため、ファンからの人気が高いインフルエンサーの獲得が可能だ。導入時には、運営事務局がオーディション・コンテストの趣旨と求める人材等をヒアリングし、要望を確認してくれる。その後、デモ画面を構築、本番公開の流れとなる。
SNSは様々なハードルを下げた。これからは夢を叶えるためのツールへ
つまり「CAWAMORI」の利用者は各種コンテストへ手軽に参加でき、企業はコンテストを従来よりも少ない手間で実施できる。中心となる利用者は10代から20代の女性を想定しており、手軽に双方向交流ができるSNSの特性を活かして利用者拡大を目指すとともに、「スターになる」という明確なゴールを設けることで他のSNSアプリとの差別化を図っていくということだ。
SNSの普及によりインフルエンサーマーケティングという手法が一気に広まった。普通に広告を出すよりも成果が出やすいとして、多くの企業がこぞってインフルエンサーを起用している。この「CAWAMORI」はSNSを通じて、すでにファンを持っている状態のタレントを獲得できるので、企業にとってはかなり"省エネ"でコンテストを開催できる。
バロックの一連の取り組みは、夢を応援するだけでなくしっかりと成果として形にしているので利用者も企業も安心して参画できるはずだ。SNSでの発信によって、これまで遠くて不可能だったものの距離はグッと縮まった。ファッション業界はこうした先端の概念を取り込むのが上手い。ファッション業界以外の企業も、やり方や動向だけでもチェックして参考にした方が良いだろう。