アリババ主催2017年「独身の日」結果検証〜「流通総額」「決済取引数」ともに記録更新
アリババが2017年11月11日0時にスタートした今年の独身の日【11.11 Global Shopping Festival 2017】で、流通総額で過去最高記となる24時間で1,682億元の流通総額(決済取引数は14.8億回)となり記録を更新した。また越境ECの国別流通総額で日本が2連覇を達成した。
新たな⻩⾦時代に突⼊した「11.11 Global Shopping Festival 2017」
人口約13億5千万人、依然として堅調な経済動向を背景に拡大する中間層と巨大消費市場を抱える中華人民共和国。そこでのオンラインマーケットのトップランナーであるアリババが独身の日にしかけるイベントといえば、「11.11 Global Shopping Festival 」だ。世界中から熱い視線が集まっているイベントでは毎年、莫大な金額の取引が発生しているが、今年はついに流通総額で過去最高記となる24時間で1,682億元の流通総額(決済取引数は14.8億回)となり、記録を更新した。
「11.11 Global Shopping Festival」の期間中、実に全世界52の主要な商業圏で1億人以上がイベントの様子を目にし、実際に5千万人以上の消費者が店舗やプロモーションイベントに設置されたQRコードやサイネージ等によって、同イベントに参加した。オンラインとオフラインあわせて100万を超えるブランドがひしめき、10万近くのスマート店舗、60万の小売店舗が、⽴体的・全⽅位的に繋がり、ユーザーは、リアル店舗とネットが融合した新たな消費体験を享受した。実際に多数のリアル店舗で⾏列ができるなど中国の小売構造に変化が起こり「新たな⻩⾦時代に突⼊した」との呼び声も高い。
今年の特徴は「越境EC」と「ネットとリアルの融合」
また本年の同イベントの特徴として、中国国内以外の消費者も独身の日のイベントに参加していることが挙げられる。東南アジア6億人の消費者が、東南アジア最大のEC プラットフォーム「LAZADA」を通じて、「TAOBAOコレクション」での買い物が可能になり、海外の消費者も多数が参加した。
加えてアリババグループは2017年より『新小売』を中核事業の1 つとして推進してきた。