全国のリサイクルショップに見積もり・買い取り依頼が出せるアプリ「USED PRICE」リリース!

スマホから簡単に不要品を買い取り依頼へ

株式会社ホワイトボードは、売りたい商品を全国のリサイクルショップに買い取り依頼が出せるスマートフォンアプリ「USED PRICE(ユーズドプライス)」をリリースした。それぞれの商品を求めている、あるいは得意とするショップと取り引きすることで、比較的高く買い取ってもらえることが期待される。
アプリはiOS端末とAndroid の両機種に対応し、無料で利用できる。

従来の買い取りではどんなものがいくらで売れるのか、相場が不透明だった。直接リサイクルショップに品物を持ち込んで足元を見られ、安く手放した経験を持つ人は多いだろう。「USED PRICE」は、その辺の事情を考慮したものだ。
このアプリを使うと、独自のネットワークで複数のショップに同時に買い取り依頼を出すことができる。結果、消費者への価格の透明化と買い取りのしやすさを実現したものになった。

使い方は簡単だ。まず、スマホから写真と説明文を送る。すると、加盟するショップから買い取りの見積金額が返ってくる。
買い取り金額に納得できれば、品物を渡して現金化する。受け渡しさえできれば、その日のうちに現金化することも可能だ。

買い手はすべて警察署から古物商の許認可を受けたショップだけなので、フリマやオークションにあるような詐欺のトラブルや値下げ交渉などの面倒なコミュニケーションもないと言う。

査定返信は1商品あたり1日に平均4件、60分で取引成立も

株式会社ホワイトボードでは、2014年5月にiOSアプリでβ版をリリースし、その後3か月間で累計ユーザー数1.5万、登録ショップ数も120店舗と急速に拡大した。
品物ではブランドのバッグや時計を中心に、楽器やスポーツ用品など、個人では売りづらい高額な商品の依頼が多くなっている。

現在のところ、買い取り依頼を出してその日のうちに査定が返ってくる件数は、1商品当たり平均4件。買い取り可能として金額を返信される商品が全体のおよそ80%だ。「すぐに、確実に売りたい」という消費者のニーズに対するレスポンスが出ていると言える。60分以内に取引が成立したケースもあったそうだ。

今後は、引越ですぐに物を売りたいというニーズが強い不動産や引越業界、買い替えニーズの強いeコマースのプラットフォーマーなど幅広い事業者と提携しながらサービスの拡大を目指す予定だと言う。

このアプリ、発想としては、不特定多数の人に仕事を依頼するクラウドソーシングとオークションをうまく結びつけたような印象を受ける。今後の成長が楽しみなサービスである。