Tカードを使う『若者』のライフスタイルを解き明かす!18~20歳にアンケート調査を実施【CCC調査】
TSUTAYAの展開を行っているカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」)は、Tカードを利用している18~20歳の男女603名に、インターネット上での意識調査「Tアンケート」によって、『若者のライフスタイルに関するアンケート調査』を実施して公表した。
18~20歳の男女603名を対象にアンケート実施
TSUTAYAの展開を行っているCCCは、18~20歳の男女603名を対象にライフスタイルに関するアンケートを実施した。この世代が生まれた1997年前後は、バブルが崩壊し、消費税も3%から5%に上がり、デフレが進行する世情だった。いわば「失われた20年」の中で育ってきた世代とも言え、どのようなライフスタイルを送っているのか気になるところだ。
◆調査概要
調査方法:インターネット (Tアンケート)
調査期間:2017年12月15日(金)~12月20日(水)
調査地域:全国
調査対象:18~20歳の男女(T会員)
サンプル数:103名
よく使うコミュニケーションツール・アプリは?
まず「友だちとのコミュニケーションツールが何であるか」を複数選択で聞いたところ、1位は「LINE」(86.2%) だった。「LINE」が圧倒的な支持を得ていることが分る。
2位は「電話」(43.0%)、3位は「Twitter(ダイレクトメッセージ)」(30.2%)、4位は「SMS」、5位は「Eメール」となり、ネットやスマホの普及により、友だちとコミュニケーションをとる手段が多様化していることが分かる結果となった。
次に「よく使うアプリが何であるか」を自由回答で聞いたところ、1位はコミュニケーションツールと同じく「LINE」(77.9%)、2位は「Twitter」(50.6%)、3位は「Instagram」(30.5%)、4位は「ゲーム」(20.7%)、5位は「YouTube」(9.6%)だった。3位の「Instagram」は男性よりも女性の利用率が高く、男性は15.2%の利用に対し、女性は46.0%となった。
悩んでいることはなに?
「いま悩んでいることが何であるのか」を複数選択で聞いたところ、18~20歳の全体では1位が「お金」(50.2%)、2位が「今後の未来」(44.9%)、3位が「仕事・就職」(41.0%)との結果となった。
20歳のみで見た場合では、1位は「今後の未来」(52.2%)、2位は同率で「仕事・就職」「お金」(51.2%)となり、社会に出る年齢に近づくにつれ、将来への不安が強くなってきていることが分かる結果となっている。
車と海外旅行への関心は?
「車の免許を取りたいかどうか」を聞いたところ、車の免許をすでに「持っている」と回答をした人が48.3%、「持っていないが取得する予定」と回答をした人が37.5%となり、車を運転できる資格を取得する意識がある人は8割におよぶことが分かった。
車と同じく、比較的お金がかかることとして海外旅行があるが「海外旅行への興味度合い」を聞いたところ、直近一年以内に「海外旅行へ行った」と回答をした人は14.8%、「海外旅行へ行っていないが、今後行きたい」と回答をした人が58.2%となり、若者の7割は海外旅行に関心があることが分かった。
いま興味のあることは?
「いま興味があることは何であるか」を複数回答で聞いたところ、1位は「音楽鑑賞」(44.6%)、2位は「映画・DVD鑑賞」(43.6%)、3位は「ショッピング」(40.0%)、4位は同率で「国内旅行」「ライブ・コンサート」(32.5%)となった。
男女別に見てみると、男女の特長が大きく出ていたものとして、男性では4位に「自動車」(28.4%)がランクインし、女性では1位に「ショッピング」(53.0%)がランクインした。
LINEなどのコミュニケーションツールを使いこなせるのはもちろんとして「CDや車が売れない」と言われて久しいものの、音楽や自動車そのものへの潜在的な関心は高いのがイマドキの18~20歳と言えるかも知れない。EC市場としても、その関心をいかに引き出すか、プラットフォームやツールまで含めて、あの手のこの手でベネフィットを訴求していく必要がありそうだ。