コメ兵通販サイトに“失敗しないショッピング体験”を実現する『Virtusize』を導入

ECのミカタ編集部

コメ兵通販サイトに“失敗しないショッピング体験”を実現する『Virtusize』を導入

日本最大級のリユースデパートを展開する株式会社コメ兵(以下「コメ兵」)は、同社の公式通販サイト『KOMEHYO ONLINE STORE』にて、Virtusize株式会社(以下「Virtusize)が提供する、購入したい商品と自分の手持ち品を比較できる、オンライン試着サービス『Virtusize(バーチャサイズ)』を導入したことを公表した。

老舗コメ兵のオムニチャンネル化を加速させる『Virtusize』

コメ兵は、宝石・貴金属、時計、バッグ、衣類、カメラ、楽器等幅広い商品群を取り扱う、総合型リユースストアとして業界をリードしている。同社で取り扱うリユース品は、主に自社で運営する「買取センター」にて一般のユーザーが持ち込んだ品を、専門のバイヤーが査定し仕入れを行う。さらにオムニチャネルを活用した「お取り寄せサービス」など、リアル店舗とWebを融合した買い物体験を提供中だ。

今回、そのコメ兵のサイトに導入されたのは、バーチャサイズ株式会社(代表者:アンドレアス・オラウソン、本社所在地:東京都渋谷区神宮前3-27-15 FLAG 3K、以下「バーチャサイズ」)のソリューションだ。バーチャサイズ社は、2011年にスウェーデンで創業し、2013年より日本でのサービス提供を開始している。

同社のサービスは、国内でも大手ファッション、メーカーECサイトにて導入されており、オンライン試着サービスでは国内シェア約20%と、NO.1の実績を誇っている。2017年には対象商品の拡大を図り、世界初となるアイウェアのオンライン試着サービスも開始したところだ。

高まるニーズとサイズ問題

アパレルのサイズはブランドや国によって表記の方法が異なり、手元に届くまでサイズとフィット感が分らないという不安から購入障壁ができてしまうことが、ファッションコマースの課題として挙げられてきた。コメ兵でも、EC経由での衣料品販売点数が3年前と比較しおよそ3倍に増加しファッションリユースの需要が高まっていた。

また、さまざまなブランドの中古品を取り扱うため、商品のなかには裾上げなどの直しをされている場合もあり、実物を計測した実寸サイズを表示してユーザーの購入前の不安解消に注力してきたそうだ。一方で、表記だけの表層的な提案では、具体的なフィット感はイメージしにくいのも事実で、EC経由の返品理由のおよそ50%が「サイズ」理由によるものとなっていた。

そこで、今回のソリューション導入により、ユーザーは「KOMEHYO ONLINE STORE」内の購入履歴や手持ちの洋服と、販売商品のイラストを重ね合わせて、サイズを見比べることができるようになった。これにより、ユーザーは、サイズに不安を抱えることなく、自身に“フィット”したアイテムをより手軽に選ぶことが可能となったのだ。まずは、衣料品を中心にブランド問わず約1,500点に適用される。

手軽にフィットするサイズが選べる

手軽にフィットするサイズが選べる

バーチャサイズ「サイズをチェック」はオンラインストアで販売中のアイテムのサイズを分かりやすいイラストで表示する。ユーザーは、手持ちの服とオンラインストアで販売されているアイテムのイラストを重ね合わせることで、サイズの差を見比べて、フィットしたサイズを選ぶことができる。

◆手順イメージ

STEP1:バーチャサイズ立上げ
アイテム詳細ページに設置されている「サイズチェック」ボタンをクリック。

STEP2:比較する商品を選択
購入履歴、自身の手持ち品を登録し比較することが可能。

STEP3:イラストでサイズ比較
画面に販売商品とお手持品が重なって表示される。
数字とイラストで具体的にイメージが可能になる

古きを守り改革を怠らない

古きを守り改革を怠らない

コメ兵は70年の歴史があり、リユース市場を牽引して来ている。その過程で、ネットでもリアルと変わらない利便性を追いかけていて、さらに試着の部分でもこのようなシステムを積極的に導入してきた。歴史に依存しない、先進的な取り組みをしている点が同社の勢いを形作っているのだろう。まさに、古きを守りつつユーザー目線で改革することを恐れない、コメ兵らしい施策と言えるのではないだろうか。

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