外食産業大手モンテローザがEC参戦 12月上旬オープン食のモール「食卓プラス」
「いつもの」外食気分を自宅で味わう 宅飲みブームを追い風にEC参入
「白木屋」「魚民」「笑笑」など数多くの居酒屋チェーン店を展開する株式会社モンテローザは12月上旬より、外食したときと同じ楽しみや喜びを食卓に、というコンセプトで、インターネットショッピングモール「食卓プラス」をオープンすることを発表した。
モンテローザは、茨城県牛久市の農場で有機JAS認定を取得した100%出資子会社である有限会社モンテローザファームにより運営される農業事業を行い、生産から販売までを一貫するスタイルを徹底している。「食卓プラス」は、安心安全な食材や加工品、飲料などを、食のプロの同社が行う通信販売サービスが特徴であるとしている。
全国の居酒屋にある注文端末で「食卓プラス」人気商品を紹介するほか、従業員やメニュー表による案内なども行う予定。
数多くある食品EC企業の中で、居酒屋店の食品ECという特色があることは強みだと言える。食材そのものから店舗メニューの味を再現したレトルト食品など、幅広い商品は魅力的だ。宅飲み時に気軽に居酒屋の味を味うのはもちろん、店と同じ食材を使い店の味を自炊でコピーに挑戦してみても面白いだろう。店舗メニューに材料と調理法を解説したレシピを同封するなど、そういったエンターテイメント性を打ち出していけば、食品通販以上の需要がでてくる可能性も考えられないだろうか。学校業者とコラボレーションして家庭科の授業をプロデュースするなど、食材調理のノウハウを活かした事業展開には夢広がる。
また、国内最大手の決済システム会社であるベリトランスが提供する決済サービスを利用するため、素早く安心な決済が可能だ。
9月15日より10月31日を第一次募集期間とし、出店者を募っている。