「トランク」総額約7億円の資金調達を実施。「モノ」もクラウドで管理する時代へ
株式会社トランク(本社:東京都新宿区)が、SBSホールディングス、NTTドコモ・ベンチャーズ、エン・ジャパン、工アネシス、三菱UFJキャピタル、個人投資家らの新規株主および既存株主を引受先とする第三者割当増資、並びに日本政策金融公庫の資本制ローンに基づく融資で、総額約7億円の資金調達を実施した。
トランクは「クラウドライフで もっと便利に、快適に。」をコーポレートスローガンに掲げ、創業当初よりモノ、スペース、リソースの空きを有効活用するシェアリングの分野においてサービスを提供してきた。
BtoCカンタン宅配収納サービス【trunk】では、押入れや下駄箱で眠っている普段使っていないモノをダンボールに詰めて送るだけで簡単に倉庫に収納しておくことができるサービスを提供。アプリからワンタッチで集荷依頼ができ、また収納したモノは一点一点写真で管理する。預けたモノを取り出したり、収納したまま売ったりあげたりも可能だ。
また、BtoBサービス【TRUNK X】で事業者向けクラウド型物流システムも展開。荷物の出し入れや配送、保管などその全てをクラウド上で完結させることができる。荷物は温度、湿度などが管理された最新の物流システムで安心安全に保管される。
両サービスともクラウド管理のため倉庫に足を運ぶ手間も時間も必要ない。倉庫から指定先に送る配送業務もワンストップで行うことができる。
クラウドサービスやシェアリングエコノミーというビジネスに注目が集まる
今回トランクは、SBSホールディングスやNTTドコモ・ベンチャーズ、エン・ジャパン、長谷工アネシス、三菱UFJキャピタル、その他個人投資家らの新規株主および既存株主を引受先とする第三者割当増資、並びに日本政策金融公庫の資本制ローンに基づく融資にて、総額約7億円の資金調達を実施した。
今回の資金調達により、主力事業であるカンタン宅配収納サービス「trunk」の認知・利用者数の獲得と、法人向けクラウド保管サービス「trunk X」の事業拡大を進めていくとしている。また、サービスの運営・開発体制の強化、広告宣伝、人材確保にさらに力を入れる。
創業以来の累積資金調達額は約8.3億円となり、サービスの拡充や事業の拡大に期待がかかっている。トランクルーム市場の需要と供給はともに右肩あがりの成長産業だ。 しかし、トランクが行っているのは、ただモノを収納するだけのサービスではない。
テクノロジーを駆使することで、ユーザーの手間を大幅に削減した上でスペースやリソースの空きをつくることができ、不用品等にも新たな価値を吹き込むことができる。今回の資金調達でその動きは加速する。2018年はトランクにとって飛躍の年となりそうだ。