Webマーケティングの実施状況調査で分かった「これからの広告」〜ソウルドアウト調べ〜
ソウルドアウト株式会社(本社:東京都千代田区)は、現在の職種がマーケティング、広報、販売促進と答えた、20歳から60歳までの男女735名に、Webマーケティングの実施状況について調査を行い結果を発表している。
スマートフォンの普及率が7割を超え、既存ビジネスの新しい成長フェーズを創る際、および、新規のビジネスを立ち上げる際に、会社規模に関わらず、マーケティングのあらゆる活動の中でインターネットを活用することが増えてきている。日本の広告費におけるインターネット広告費も2016年に1兆3100億円を超え、その勢いは増す一方だ。
今回の調査では、マーケティング活動や、販促活動、および、広報・PRの業務をしている735名に「Webマーケティングの実施状況および今後強化していきたい取り組み」について調査をしている。現在活用している広告手法や、これから活用したい広告など、「広告のいま」が見えるアンケートとなっている。
マーケティング・販促・広報の仕事をしている方へのアンケート調査
Web広告の利用率では、「バナーなどの純広告」、「ディスプレイ広告」、「リスティング広告」が上位に入り、引き続きWeb広告の主軸として活用されていく傾向が見受けられる。
また、2018年に予算を増やしたいWeb広告では、BtoC企業、BtoB企業ともにInstagram広告が上位に入り、ソーシャルメディアを活用したマーケティング活動も注力されていくことが分かった。
従業員別の調査結果では、100~300名規模の企業がもっとも活用しているWeb広告は「リスティング広告」、次いで「バナーなどの純広告」「ディスプレイ広告」という結果となっている。
また、100~300名規模の企業でリスティング広告は「Webサイトへの流入(41.7%)」および「商品の購入や資料請求(33.3%)」を目的に活用されているケースが最も多い状況となった。
スマートフォンの普及で変わった広告のあり方
スマートフォン普及率が向上したいま、ユーザーが画面を見る時間は格段に増えた。それに伴って広告に触れる機会も増えている。
画面上でもリアルの世界でも広告は溢れかえっており、自分が欲しい情報に行き着くまでに苦労することも少なくない。そうした時に検索したワードによって、ピンポイントで広告を出せるリスティング広告が費用対効果が高まるのは自然の流れだろう。
またソーシャルメディアでの広告もユーザーの属性をもとに広告がチョイスされるうえ、タイムラインに溶け込むように広告を出すことができるのでユーザーの使い勝手を大きく損なうことはない。
扱う商材によって力を入れる広告先は大きく変わるだろう。とにかくキーワードは「スマートフォン」だと言える。どうすれば届けたい層のユーザーにアプローチできるか想像力を働かせてマーケティング活動を行っていく必要があるだろう。