「現役JKのぞき見調査」で垣間見えた若年層のSNS利用方法とその傾向【テスティー調べ】

ECのミカタ編集部

 株式会社テスティー(本社:東京都中央区)は女子高生の生態に迫る「現役JKのぞき見調査」を定期的に実施している。第7回目は全国の現役女子高生502名を対象にアンケート調査を実施、さらにTwitterを利用している女子高生339名を対象に「Twitterに関する調査」を実施し、結果を発表している。

 年齢の幅によってSNSの使い方は大きく異なる。「インスタ映え」というワードをよく耳にするようになったが、実際に意識してインスタグラムのアカウントを運用しているのはやはり若年層が多いだろう。また、若者はFacebookをほとんど使わないという声も聞く。

 そんな中で、今回調査するのは女子高生の「Twitter事情」だ。女子高生はどのようにTwitterを利用しているのか、実際にSNSとはどう付き合っているのか。調査結果をもとに掘り下げてみたいと思う。

「現役JKのぞき見調査」アンケート結果

「現役JKのぞき見調査」アンケート結果

 まず502名の現役女子高生を対象に、利用しているSNSに関して調査。「利用しているSNS」を尋ねたところ、第1位は「LINE」で87.1%、第2位は「Twitter」で67.5%、第3位は「Instagram」で53.0%、最も利用者が少なかったのは「Facebook」で15.1%となった。

「その他」と回答した人からは、「ひま部」「MixChannel」「カカオトーク」などのサービス名が挙がった。

 続いて、「メインアカウントのフォロワー数」を聞いたところ、綺麗にばらつきが見られ、「〜100名未満」と回答したのは全体の35.9%となり、女子高生の6割以上は「100名以上」のフォロワーがいることが判明した。また、「700名以上」フォロワーがいると回答した女子高生は12.7%となった。

 次に、Twitter利用者を対象に、「Twitter上で知り合った人と実際に会ったことはありますか?」と質問。「ある」と回答した女子高生は33.3%と判明した。「実際に会ったことがある」と回答した女子高生に、会った人の性別を尋ねたところ「男性」が18.6%、「女性」が52.2%、「どちらも」が29.2%となった。

 最後に、「最近ハマっているアプリ」について、ジャンルを問わず自由に回答してもらったところ、やはりSNS系が強く上位を占めている。「ゲームアプリ」は全部で約70種類も名前が挙がったという。他にも、「漫画アプリ」「学習系アプリ」「配信系アプリ」の名前も多数挙がった。

クローズドなものに回帰している若年層のSNS利用

 SNSの利用状況では、LINEの利用率が若干下がってきている様子が伺えたという。また、実名登録のFacebookは現役女子高生の利用率が15%と、やはり年々利用率が下がっている。

 一方で、「その他」の回答で挙がった「ひま部」は学生限定トークアプリで、「アプリのスクリーンショット」や「最近はまっているアプリ」など若年層の利用アプリ調査において、ここ最近よく散見される。

 若年層のSNS利用の特徴としては「クローズドなものに回帰している」ところにあるように思う。故にその特徴や傾向も掴みにくい。しかし、今後日本の購買を支えていくのは、紛れもなくこの層になる。だからこそ特徴をしっかりと理解しておく必要があるといえる。若年層をターゲットにしたEC事業者はこうしたデータをしっかりと追いかけ、効果的なアプローチにつなげてほしい。

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