ついにヤマト・クロネコメンバーズ「Myカレンダーサービス」で宅配便がコンビニや営業所で受取可能に

ECのミカタ編集部

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:長尾 裕 以下「ヤマト運輸」)は、クロネコメンバーズの「Myカレンダーサービス」に、「受け取り場所」を設定できる機能を追加した。

好きな時間に任意の時間で受取可能に

ヤマト運輸は、2018年3月20日より、クロネコメンバーズの「Myカレンダーサービス」に、新たに「受け取り場所」を設定できる機能を追加した。

これまでは、日時のみ設定可能だったが、ユーザーの都合にあわせて、ヤマト運輸営業所やコンビニエンスストアなどの取扱店、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を受け取り場所としてあらかじめ選択できるようになった。

このことでユーザーは、しかるべく設定をすることで、都合の良い時間に最寄りのコンビニやヤマトの営業所で荷物を受け取れるようになったことになる。

利用手順も簡単

利用手順も簡単登録画面のイメージ

荷物届けの前に届くeメールのイメージ

利用手順は下記の通りだ。

[1]
クロネコメンバーズサイトで「Myカレンダーサービス」にログインし、自宅以外の受け取り場所を設定する。

[2]
ユーザーの都合にあわせて、曜日ごとに受け取り場所や日時を設定する。

[3]
荷物届けの際は、事前に「Myカレンダーメール」を配信する。

※届け日時の指定をしている荷物は「Myカレンダーメール」の配信対象とならない。ユーザーには「お届け予定eメール」が届き、届けの日時や受け取り場所を変更できる。

これまでもユーザーの利便性向上をはかってきた

ヤマト運輸は、2007年11月に、無料の会員制サービス「クロネコメンバーズ」を開始し、荷物の宅配を事前に知らせる「お届け予定eメール」や不在時に宅配に来たことを知らせる「ご不在連絡eメール」から受け取りの日時や場所を変更できるようにするなど、これまでも荷物を受け取り時のユーザーの利便性向上に努めてきた。

また2016年8月には、ユーザーが荷物を受け取る際に、あらかじめ都合の良い時間帯を曜日ごとに登録できる「Myカレンダーサービス」を開始している。ネット通販などを頻繁に利用し荷物を受け取る機会の多いユーザーを中心に、届けられる日時を変更する手間が解消できる点が評価され、多くの支持を得ている。

ユーザーの声に応える形の新機能追加

一方で、従来の「Myカレンダーサービス」では、ヤマト運輸が提供するさまざまな受け取り場所を選択することができなかったため、ユーザーより、届け日時に加え、受け取る場所を設定できるようにしてほしいとの要望が寄せられていた。今回の新機能追加は、まさにそうしたユーザーの声に応える形での実装ということになりそうだ。

また同社では、ユーザー側のメリットとして次の点を挙げている。自宅への届けに加え、全国のヤマト運輸営業所やコンビエンスストアなどの取扱店、オープン型宅配便ロッカーPUDOステーションなど、全国約46,000か所(2018年3月現在)からユーザーの都合にあわせて受け取り場所を選択できるようになる。

さらに、ユーザーの生活スタイルやパターンにあわせて、あらかじめ届け日時や場所を設定することができるので、「お届け予定eメール」などから都度変更する手間を省くことができる。加えて、荷物の届けの際は、事前に「Myカレンダーメール」を配信し、ユーザー自身の都合が変わった場合、メールから届け日時や受け取り場所を変更できまる(LINEやクロネコヤマト公式アプリでも同様のメッセージが届けられる)。

クロネコメンバーズ「Myカレンダーサービス」での受け取り日時や受取場所の設定を求めるユーザーの声は以前から大きく、いよいよその声に応える形での新機能追加となった形だ。そしてそのことは、ユーザーの利便性を高めるだけではなく、近年社会問題ともなっている、再配達の増加による宅配事業者のリソースの枯渇といった問題解決にも大きく寄与することが期待できるだろう。ユーザー、そして宅配事業者双方にとって、まさに朗報と言えるニュースだ。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事