ライブコマース『PinQul』2700万円の資金調達! 11名の投資家が市場の未来を切り開く
株式会社Flatt(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手康貴)は、新たに7名の個人投資家を引受先とする第三者割当増資による2700万円の資金調達を実施したことを公表した。
ライブコマースサービスの新鋭
Flatt社が運営する「PinQul」は、Instagramなどで人気のモデルやインフルエンサーがアプリ内でライブ配信を用いてファッションアイテムなどの商品の紹介を行い、ユーザーは気になったアイテムを配信中に購入することのできるライブコマースサービスだ。
「”それぞれ”にとっての”いいモノ”がもっと手軽に、気軽に、スムーズに」をテーマに、トレンドに精通したインフルエンサー自らがデザインしたアイテムや、自身がセレクトや買い付けを行ったアイテムを紹介する。またユーザー側は、ライブコマースが持つ一般的な機能を通して、質感や着用時のサイズなど、これまでECサイトでアイテムを購入する上でのハードルとなっていたポイントを、配信者とのコミュニケーションを通じて解消することが可能だ。
そのPinQulを提供する同社が、今回新たに7名の個人投資家を引受先とする第三者割当増資による2700万円の資金調達を実施したことを公表した。
投資家は計11名に
同社によれば、今回実施した第三者割当増資の引受先は以下の投資家の面々だ(50音順)。個別の金額や払込日、一部の投資家の情報に関しては非公開とするとしている。
株式会社メルペイ 代表取締役 青柳直樹氏
株式会社Fablic 代表取締役CEO 堀井翔太氏
個人投資家 三木寛文氏
他4名
また、2017年5月に実施した第三者割当増資で引受先となった佐藤裕介氏、中川綾太郎氏、他1名に加えて同社に投資を実施した個人投資家は計11名となる。
PinQulはさらに飛躍する
また同社は、PinQulはすでに最低限の仮説検証を済ませ、高いCVRを出しており、またプライベートブランドの売り上げも好調だとしている。
その上で、さらなるサービス拡大のため、今回の調達資金を元に取り扱い商材の拡大・インフルエンサーの起用・流通の最適化を加速させ、関連する新サービスの開発なども行って行く方針だ。また4月にリリースしたAndroid版および現在開発中のWeb版の開発・運営も鋭意進めて行く予定だ。
成長するEC市場を力強く牽引するファッション分野。そしてライブコマースは、インタラクティブな購買体験をユーザーに提供するだけでなく、フォロワー間の情報拡散や、ブランドや事業体とのロイヤリティ醸成にも威力を発揮する。そのフィールドを前に、今回の基盤強化を通してPinQulは、注目されるライブコマース分野でさらなる飛躍を目指す。同社の今度の動向から目が離せない。