「Linoa」が作り上げるフォトジェニックな空間がインフルエンサーマーケティングを加速させる

  公開日:
最終更新日:

ECのミカタ編集部

 約1000名のインフルエンサーネットワークを持つマーケティング事業を行う株式会社Realiser(リアリジィー)は、『立ち上がれ、女の子!プロジェクト』の一環で、フォトジェニック空間の企画運営を行う株式会社Linoa(リノア)を設立した。株式会社Lionaの代表取締役社長には、SNSで合計6.6万人のフォロワー数を持つインフルエンサー「ひこ乃」が就任する。

 インフルエンサーマーケティングの勢いは止まらず、ミレニアル世代と呼ばれるデジタルネイティブの10代・20代に向けたSNS活用事業が数多く展開されている。そんな中、新たに株式会社Linoa(リノア)というフォトジェニック空間デザインやインフルエンサーマーケティング事業を行う会社が設立された。

 そのLinoaは、SNSで合計6.6万人のフォロワー数を持つインフルエンサー「ひこ乃」が代表取締役社長に就任しており、フォトジェニッククリエイトの領域を展開していく。親会社であるRealiserのもつマーケティング事業とを掛け合わせ、互いの事業を拡大・加速させていく狙いがある。

 今後は企業とのタイアップイベントや商品展示、フォトブースの制作、インフルエンサーのキャスティングなど、フォトジェニッククリエイトにまつわる依頼を受け付けるという。

 創業後、初の共同事業として2018年5月18日よりラフォーレ原宿にて2週間限定のセレクトショップ「Instagrammer Market by Rハウス」をオープンし、約20名のインフルエンサーが手掛けるブランドを集結させたセレクトショップをオープンすると発表している。

ミレニアル世代に情報をどう届けていくか

 適切なキャスティングや、マーケティング全体の整合性、相乗効果のある施策を実現していくためには、プロの力は必須だ。人を魅了する写真や魅せ方は、世代によって大きく違う。ターゲットをよく理解し、最短距離で情報を届けていくためには、情報の発信源に直接依頼したほうが費用対効果は上がってくるのではないだろうか。

 ミレニアル世代はSNSなどを通じて、友人との共感を重視したコミュニケーションが定着しており、物質的な幸福度よりも経験や体験、他人の共感や評価を重視する意識が強い。そういったことを熟知した上で、今回、事業をプロダクション型とマーケティング型に分離し、事業の加速を狙うRealiser。インフルエンサーマーケティング全体の推移も含めて、今後が楽しみだ。

ECノウハウ