「NP後払い」が約50%のシェアを獲得。年々高まる後払いの顧客ニーズ

ECのミカタ編集部

 株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都中央区)が提供する「NP後払い」に関する2017年度(2017年4月1日~2018年3月31日)の実績が公開されている。後払い決済サービス市場で約50%のシェアを獲得するなど、勢いは続伸している。

 「NP後払い」は債権保証型の後払い決済サービスだ。ユーザーは注文した商品を受け取った後に、払込票を利用してコンビニ・銀行・郵便局で支払いができるため、安心して買い物を楽しむことができる。

 EC事業者は、顧客ニーズの高い後払い決済を導入することで、購入率の上昇による売上向上が見込める。さらに、後払い特有の雑多な業務(与信、請求、督促、問合せ)はネットプロテクションズが代行し、未回収リスク保証も行ってくれるため、手間なくリスクなく顧客ニーズの高い後払い決済の導入が可能だ。

 その「NP後払い」に関する2017年度の実績が公開された。それによると、「NP後払い」の年間ユニークユーザー数は1,200万人を突破し、後払い決済サービス市場で約50%のシェアを獲得していることが分かったという。また、大手企業においては、約70%が「NP後払い」を導入しているとしており、驚異のシェア率を誇った。

 では、なぜこれほどまでに後払い市場において「NP後払い」が支持されているのかというと、まず挙げられるのは「EC市場の伸び」だ。その成長に伴い、後払い市場も順調に拡大。この分野のパイオニアである「NP後払い」に白羽の矢が立つことが増えているということだろう。

 また、自社で後払いを運用するEC事業者が後払い決済サービス事業者に業務委託することが年々増加していることも挙げられる。2013年~2016年の3年間で、「NP後払い」の切替案件取扱高は5倍に成長していることからも、それが伺い知れる。

「支払い」に対する心理的ハードルを下げることで企業は成長していく

 ユーザーとしては手数料はかかるが、クレジットカードが使えない層などにはありがたいサービスとなっている。アパレルや限られた季節の商品など、タイミングを逃すと購入できない商品には非常に有効な施策だ。

 このシステムをBtoBに活かした「NP掛け払い」や、新しいカードレス決済「atone」も好調のネットプロテクションズ。売買に必ず起こる「支払い」に対する心理的ハードルを下げることでEC企業の成長を促し続けている。購買の可能性を広げる「後払い」という手段。まだ取り入れていないなら、試してみる価値は大いにあるはずだ。


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