CX・オムニチャネル化を強力に支援する『ZETA CLICK』が来春提供開始へ
EC商品検索・レコメンドを開発販売するコマースとCXのリーディングカンパニーであるZETA株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山崎徳之、以下「ZETA」)は、店頭・カタログ・EC・レビューなどをつなぎ「最高の購買体験」の実現を支援するソリューション『ZETA CLICK』を2019年春より順次提供を開始する予定であることを公表した。
ユーザー目線でみればECとリアル店舗は対立概念ではない
ZETAは、スマートフォンの普及によりECはモビリティを獲得し、もはや店舗とECは対立概念ではなくお互いを補完する関係となりつつあると指摘する。
一方でメーカーやリテールにおいては、リアルとデジタル、店舗とECは競合するものという考えが現在も主流であり、その考えに一石を投じたのがオムニチャネルという概念だが、まだECで購入したものを店舗で受け取る、いわゆるクリック&コレクトなどの商品受け渡しの利便性の向上として活用されている程度だとする。
同社は、消費者体験という目線で考えると、情報収集・商品検索・購入・受取という各段階において、リアルとデジタルを自由に行き来して、都合の良い方を都度選択できるのがあるべき姿であると続ける。
例えば店頭で店員から説明を受けるのか、スマートフォンで調べるのか、店舗のレジで支払うのか、店舗にいながらECでチェックアウトするのか、そのまま店舗で商品を受け取るのか、配送してもらうかなどだ。
最も消費者が望むと思われるページへと誘導
こうした実際のユーザーの消費環境を前に、新サービス『ZETA CLICK』は生み出された。同サービスは、リダイレクトサービスとDMP・MAの組み合わせによって構成されるソリューションとなっている。
店舗や商品ごとにQRコードを発行し、消費者がそのQRコードから『ZETA CLICK』のURLにアクセスすると、アクセスした瞬間に最適なページへとリダイレクトする。
商品ページ・口コミページ・FAQページ・クーポン・後継商品ページなど、「どこにリダイレクトするか」はリアルタイムに処理され、最も消費者が望むと思われるページへと誘導する。
それだけではなく、誰がアクセスするかによって誘導先を変えるパーソナライズや、その瞬間の値段を表示するダイナミックプライシングなども可能になり、DMPやMAといったオンラインでのマーケティングメソッドを店舗やカタログでも実現可能にする。
リアルとデジタルを融合する
これらのマーケティングには安定かつ高速で稼働するクラウド環境が必要となるが、同社のもつ国内最高レベルの検索エンジン『ZETA SEARCH』によって培われたノウハウとテクノロジーが、その実現を可能としたとしている。
オムニチャネルへの注目に見られるように、また同社が指摘するように、ユーザー側からみれば、欲しい商品を最適な形で受け取るという意味において、ECとリアル店舗の垣根は当の昔に取り払われていると言えるだろう。
むしろその垣根を創り出しているのは、事業者側のマインドや技術的な壁かも知れない。今回の新ソリューションは、まさにその課題に対応するものであり、デジタルとリアルの融合を企図する事業体にとっては、有力なソリューションとなるのではないだろうか。