JD.comが約1兆640億円の海外製品を輸入 独身の日に向けての対策か?

ECのミカタ編集部

中国・小売業No.1の大手EC&小売インフラカンパニー JD.com(京東集団、本社:中華人民共和国北京市/代表:劉強東)は、2018年11月5日、約1,000億元(約1兆640億円)相当の海外製品を仕入れることを発表した。

同日より上海市で開催されている「第一回 中国国際輸入博覧会」の開催期間である2018年11月5日~10日に焦点をあて、11月11日の「独身の日」需要を見込んでのこととみられる。

輸入拡大に伴い、中国国際輸入博覧会開催

2018年上半期の中国越境EC小売輸入取引規模は1兆300億元(約16兆8420億円)と、前年同期比19.4%増加。
2018年末までには1兆9000億元(約31兆円)まで到達する見込みで、急拡大を続けている。

中国国際輸入博覧会は、2018年11月5日~10日に、中国で初めて輸入をテーマに開催される国際博覧会だ。
博覧会では、各国の企業が中国に輸出したい商品を展示し、172カ国・地域から3,600社以上の企業が出展している。

今回の同博覧会内で11月6日に京東が主催したフォーラムでは、これまでの知見を活かし、中国貿促会研究院(ACCPIT)と京東集団の傘下である京東-中伝(中国伝媒大学)ビックデータ連合実験室が共同で、「2018年中国輸入指南マニュアル」を発表した。

今後の消費傾向、マーケティング、サプライチェーンなど多方面から中国市場を解析し、海外ブランドの「中国市場攻略」について紹介した。

ユーザーのニーズに合わせ、輸入貿易を強化

JD.comは中国国内製品だけでなく海外商品の輸入・販売にも注力しており、2016年から2018年の海外商品の取扱数における伸び比率は150%以上。

海外商品ユーザー数も2016年から2017年で37.1%増加しているなど、取扱数・ユーザー数ともに拡大を続けている。

中国のEC業界を牽引するプラットフォームとして、入出庫と配送を一体化させた自社物流システムを構築してきた京東。自社のビックデータ活用による海外サプライヤーと国内消費者のニーズ分析などを通じて、輸入貿易における利便性向上に貢献している。

JD.comはこれまでに海外ブランドと数多く提携し、中国市場参入の成功をサポートしてきた。

今後もJD.comは自社の技術開発に注力するとともに海外企業の中国市場への参入をサポートし、海外商品と中国消費者の確固たる架け橋になることを目指していく。

EC市場が大注目の独身の日

11月11日は「独身の日」(ダブルイレブン )として、中国のEC市場では毎年「おひとりさま」だからこそ楽しめるビッグセールを開催。

その経済効果は年々上がっており、世界中が注目するセールのひとつとなっている。今年は楽天でも「独身の日」にちなんだセールを開催するなど、日本にもその波紋は広がりつつある。

特に中国のユーザーは海外製品への関心が高い。JD.comの今回の高額な仕入れは、今年の「独身の日」セールを盛大に盛り上げることになるだろう。

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