MMDLabo株式会社（東京都港区、代表取締役：吉本浩司）が運営するMMD研究所は、20歳～69歳の男女2,001人を対象に2018年12月26日～2019年1月 2 日の期間で「2019年1月QRコード決済サービスのキャンペーンに関する調査」を実施し、その結果を公表した。

調査概要

・調査方法：インターネット調査
・調査対象者：20～69歳の男女
・調査サンプル数：2,001人
・調査実査期間：2018年12月26日～2019年1月2

メインで使っているモバイル端末トップはスマホ

20～69歳の男女 2,001人を対象にメイン利用のモバイル端末について聞いたところ、「スマートフォン」が82.4％、「フィーチャーフォン（ガラケー）」が14.2％、「その他」が 0.3％、「モバイル端末は持っていない」が3.1％だった。

根強い現金支払い

続いて、20～69歳の男女2,001人を対象に普段の支払い方法について聞いたところ（複数回答可）、トップは「現金」で80.8％、次いで「クレジットカード（署名、暗証番号等を要するタッチしないもの）」が54.7％、「カードタイプの電子マネー」が34.8％だった。また、タッチ式とQRコード式を合算した「モバイル決済」の利用者は269人で、利用率は13.4％となった

QRコード決済のキャンペーン認知度は？

20～69歳の男女2,001人を対象に各QRコード決済サービスが2018年秋～冬に実施したキャンペーンを知っているかどうか聞いたところ、もっとも認知度が高いのはPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」で62.6％、次いでLINE Pay「LINE Payでわりかん」が45.3％、楽天ペイ「スタートボーナスチャンス 楽天ペイアプリを初めて使って1,000ポイント」が27.6％だった。

キャンペーンを認知するのは「テレビ」が多数

各QRコード決済サービスのキャンペーンを知っていると回答した人を対象にキャンペーンを認知したきっかけについて聞いたところ、いずれももっとも多い回答は「テレビCMやニュース番組で知った」だった。

キャンペーン利用率トップは？

QRコード決済サービスのいずれかのキャンペーンを知っていると回答した人を対象に、それぞれのキャンペーンを知って実際に利用したかどうか聞いたところ、利用率がもっとも高かったのはOrigami Payで18.8％、次いで楽天ペイが17.5％、PayPayが17.3％だった。

現金主義に変化の波は来るか

調査結果にあるように、普段の支払い方法でトップは「現金」で 80.8％、次いで「クレジットカード（タッチしないもの）」が54.7％、「カードタイプの電子マネー」が34.8％となり、タッチ式、QR コード式を合算したモバイル決済の利用率は 13.4％となった。

また各QRコード決済サービスが 2018 年秋～冬に実施したキャンペーンの認知度、トップは PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」で 62.6％で、QRコード決済サービスのキャンペーンを認知したきっかけ、トップはいずれも「テレビ CM やニュース番組」だった。

さらにキャンペーンを知って実際に利用したQR コード決済サービスのトップはOrigami Payで18.8％、次いで楽天ペイが17.5％、PayPayが17.3％となった。

今回の調査でも、日本市場特有の現金主義が根強い様子が浮き彫りとなった。一方で、QRコード決済の浸透が進んでいる実態も明らかとなったが、キャンペーンを知るきっかけのトップが、既存のマスメディアであるテレビである点は興味深い。ECでの利用はキャッシュレスが基本となるだけに、今後新たな決済がさらに浸透していくのかにも注目が集まるところだろう。