ECビッグデータで対中国戦略構築を支援する「MT 360Analysis™」の提供を開始
M-telligent Solutions LTD(HQ:Hong Kong、CEO:Charlie Wu、以下「エムテリジェント」)はECビッグデータを活用し、中国のEC市場を商品軸・人軸で分析するサービス“MT360 Analysis™”の提供を開始した。
店舗側のニーズ把握にも威力
エムテリジェントは、ECビッグデータだけでなくキャリアビッグデータなどのデータソーシングから、データ分析・リサーチによるインサイト導出、アクションプラン策定まで一気通貫でサポートしている。
同社が提供を開始したMT360 Analysisによって、既に中国での越境ECに参入されている消費財メーカーは自社商品や競合商品のデータを多角的に分析することで、好不調要因を探り、製品戦略やマーケティング戦略に活用できるとしている。
さらに、ECプラットフォームにショップ展開しているオーナーに対してインタビューを行うことができるので、店舗側からみて、どのような商品が消費者に受け入れられているか、どのような商品を販売したいかを把握することが可能になるとのことだ。
MT360 Analysisの概要
[データソース]
ECプラットフォームのビッグデータ
[基本分析]
・対象商品カテゴリーのトレンド分析(過去3年)
・取引ランキング
・競合ベンチマークなど指定商品の取引トレンドとの比較
・プラットフォーム内での検索ワードと検索ユーザー属性
[カスタマイズ]
要望に応じて柔軟にカスタマイズ
[提供価格]
初回分析35万円、時系列分析10万円/月(6ヶ月以上)
※アドホック分析50万円〜
製品戦略やマーケティング戦略策定も支援
同社はさらにMT360 Analysisによって、これから中国市場への参入を考えている消費財メーカーは、対象カテゴリー全体の傾向を把握することで、カテゴリーの売上やユーザーの増減やトレンドが分かるとしている。またカテゴリーユーザーの属性分析から、ターゲット別の戦略構築策定も可能になるとのことだ。
ビッグデータは、消費者の動向を解析した上でのマーケティング戦略構築に大きな威力を発揮する。一方で膨大なデータを人的リソースで扱うのは極めて困難だ。そこで同ソリューションを使った自動的かつ高いレベルの分析をすることで、消費者や市場といった意図するターゲットの動向を把握し、より精度の高い戦略構築につなげることが可能となる。
巨大な人口を抱える中国市場に挑戦する事業体にとっては、施策を実施し、そのための支援ツール導入を考える上で、有力な選択肢となることだろう。