アリババのグループ会社が日本企業の中国進出をサポート
アリババグループのクラウドコンピューティング部門であるアリババクラウドは3月19日、2019年までに日本企業100社の中国進出サポートを目指す「China Gatewayプログラム」を発表した。
日本企業の中国でのビジネス拡張を目指す
今回のプログラムは、日本企業の中国進出をサポートすることを目的としている。
「China Gateway プログラム」の一環として、クラウドエンタープライズネットワーク、グローバルアクセラレーション、エクスプレスコネクト、コンプライアンスコンサルティングといった幅広いクロスボーダー製品だけでなく、デジタルにますます精通してきた中国顧客に、より良いサービスを提供するオーダーメイドのインテリジェントソリューションを提供する。
本プログラムには、アリババクラウドジャパンのパートナー企業によるサポートも含まれている。
参加するパートナーは野村総合研究所、新日鉄住金軟件(上海)有限公司、伊藤忠テクノソリューションズ、TISインテックグループ、iTriggerだ。
売上促進、コスト削減につながるソリューション
「China Gatewayプログラム」の第1段階では、アリババクラウドおよびパートナー企業が、小売・製造企業にインテリジェントソリューションを提供する。
例として、クラウドベースの予測分析を実装して売上を伸ばすスマート店舗ソリューション、運用・保守コストを削減するために時間内に異常を発見する産業用ソリューションなどが挙げられる。
アリババが世界中の企業を成長させる
アリババクラウドは、世界第 3 位の IaaS プロバイダおよび中国最大のパブリックプロバイダの一つとして、日立(中国)有限公司などの中国市場進出をサポートしてきた。
日本と中国を含む世界56のアベイラビリティーゾーンにデータセンターを有し、企業が事業の成長ペースを早めるための、最速のインターネット速度および帯域幅の一つを提供している。
今回のプログラムの結果がきっかけで、アリババが世界中の企業の成長にかかわることになるかもしれない。