eBay、米国の需要拡大を受け、カーパーツの越境ECをバックアップ!

ECのミカタ編集部

日本企業の越境EC支援を行うイーベイ・ジャパンが、セラー(販売者)向けサポートサイトをリニューアルし、「セラーポータル」として公開した。eBayのIDを取得すれば無料で利用できるこのサイトは、越境ECを効果的に運用するための情報やツールが揃っている。

中でも注目は、日本から米国へカーパーツを販売する際にネックとなっていた車種適合が簡単に行える新ツール「Car Fitment Tool(カーフィットメントツール)」だ。先日行われた説明会で、このツールの機能とメリットについて紹介された。

米国の日本車人気で、カーパーツのアフターマーケットも成長!

イーベイ・ジャパン株式会社 カテゴリーマネージャー ハードグッズ担当 柴田駿平氏

説明会では、イーベイ・ジャパンのカテゴリーマネージャーでハードグッズ担当の柴田駿平氏から自動車関連の取引を含む越境ECの現状と、「Car Fitment Tool」開発の背景について説明があった。

日本の商品は世界中のバイヤーから人気を集めている。特に売れているものがコミックやフィギュアなどのコレクターアイテムや、ファッションや時計の中古品などだが、越境EC大国であるアメリカにおいて、同じく需要が高いのが自動車関連の商品だという。実は近年、米国では日本車人気が高まっており、車体はもちろんタイヤや内装・外装パーツなど関連したアフターマーケットも含め急成長しているのだ。

カーパーツが1秒に3つ売れる「eBay Motors」

eBayでは様々な商材が取引されているが、カテゴリーよっては別の独立したサイトがある。「eBay Motors(イーベイ モーターズ)」も、その一つだ。米国でもっとも多くのユーザーが訪れる自動車関連サイトで、常時8000万点の関連商品が出品され、車が5分に一台、カーパーツが1秒に3つ売れるというからその規模に驚かされる。

そんな「eBay Motors」では、米国における日本車人気の影響で日本からのカーパーツの需要が増しており、供給との差がある状態だという。その一因として柴田氏は「日本と米国間の適合車情報マッチング」を挙げた。

なぜかと言えば、「eBay Motors」ではバイヤーがより早く、探している商品を見つけることができる検索機能として、自身の車種を事前に登録し、適合パーツを表示させるというものがある。これは、セラー側が、適合車種に関する情報を登録しておくことで機能している。

しかし日本車の場合、米国と日本では名称および、型式、サイズが異なるケースがある。セラー側は日本の車ではどの車種にパーツが取付可能かわかるが、米国でどの車種に付くかわからず、適切な商品登録がされていないことがあった。柴田氏は「適合車種情報を付けずに出品すると検索しても上位には出てこない為、購入まで結びつきづらく、機会ロスにつながっていた」とこれまで抱えていた課題など、今回の開発背景を説明した。

新ツールで、米国向け適合車種の検索が手軽に!

イーベイ・ジャパン株式会社 インテグレーションマネージメント部長 山口秀夫氏

続いてイーベイ・ジャパンのインテグレーションマネージメント部長である山口秀夫氏から「Car Fitment Tool」の具体的な機能について説明があった。

イーベイ・ジャパンが日本のセラー向けに独自に開発した「Car Fitment Tool」は、名前の通り、日本と米国間の適合車種の情報を簡単に生成できるツールだ。米国で販売されている日本車の人気車種 約200車種を対象にしている。米国で適合する車種情報の照会およびeBay出品用データ作成(Auctown/MIP形式)が行える優れものだ。

説明会では日本のメーカー、モデルおよび型式をプルダウンで選択すると適合車種が表示される様子を、デモンストレーションで公開した。

山口氏は「現時点で検索~照会を行えるのは1968年~2017年、約200車種だが、利用されたユーザーの反響やご要望をうかがいながら今後も随時更新していく。新しいツールの開発には、積極的に取り組んでいく」と、今後の見通しを語った。


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