食品EC『Oisix クラフトマーケット』が好調 海外商品のヒットを土台に国内スタートアップ商品の取り扱いを開始

ECのミカタ編集部

農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)が運営する、独自の技術や製法を持つ国内外のスタートアップ企業や小規模の生産者・メーカーの食材だけを集めた「Oisix クラフトマーケット」で国内スタートアップ商品の販売を開始することを公表した。

成長への下支えをする

アメリカではBeyond Meat(ビヨンド・ミート)が開発した「代替肉」や「昆虫食」が注目されるなど、今までにない価値を持った食品の登場により、食産業が活性化していることに伴い、スタートアップ企業が次々と誕生しているそうだ。

しかし日本ではそういった素地がなく、食領域におけるスタートアップ企業が
生まれにくく、また成長することが難しい現状があった。Oisix クラフトマーケットにおいては、日本国内のスタートアップ企業の商品を積極的に販売することで支援し、成長への下支えをすることを目指す方針だ。

日本のスタートアップ商品の販売を開始

日本のスタートアップ商品の販売を開始

そのOisix クラフトマーケットでは、日本のスタートアップ企業、フーズカカオ株式会社の商品「CROKKA(クロッカ)」の販売を開始した。フーズカカオはカカオ豆の生産・加工から、輸入・卸までを全て自分たちで行っており、独自で開発したIoTを導入することで、お菓子の作り手のニーズに応じた特徴を持つカカオ豆の発酵状態を再現しているという。

予想の2倍の売上を記録するヒット商品も

Oisix クラフトマーケットは、日本の食領域のイノベーションを促進すること、また食の流行に敏感なユーザーが、隠れた名品の素晴らしさやこれからやって来るトレンドをいち早く知り、体験することができる場となることを目指し、国内外のスタートアップ企業や小規模の生産者・メーカーの食材だけを集めて販売している。

6月27日(木)の開設以来、非常に好調で、初週の売上は予想の2倍を記録したそうだ。サンフランシスコのスタートアップ企業の商品で、プラントベース(植物由来)、グルテンフリーのスナックバー「The Yes Bar」は、日本で初めてOisix クラフトマーケットで販売を開始した。

この商品は、アレルギー症状を持つ子供のために母親が作ったお菓子を元に商品化を行っており、Oisix クラフトマーケットでも反響の声が寄せられているという。販売開始2日で売り切れとなり、入荷待ちが続くなど、予想以上の販売数を記録しており、Oisix クラフトマーケットにおいて、海外スタートアップ商品として初のヒット商品となっている。

EC市場でも定着しつつある食品分野だが、そこにおいて新たな価値を提供する同社のプラットフォームの今後の展開にも注目だ。


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