店頭での接客体験をオンラインでも アパレル大手の三陽商会「STAFF START」を導入

ECのミカタ編集部

株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都港区/代表:小野里寧晃、以下「バニッシュ・スタンダード」)は、株式会社三陽商会(本社:東京都新宿区/代表:岩田功、以下「三陽商会」)へのサービス提供を開始した。

実店舗のショップスタッフのオムニチャネル化を推進

「STAFF START」は、2016年にリリースし、ファッション業界を中心とした店舗のコーディネート投稿を簡易化する業務用アプリケーションサービスからスタートした。

現状では店舗販売スタッフのオンライン評価やバイヤー機能、商品レビュー投稿、まとめ投稿、店舗取寄サービスなど続々と店舗とECサイトのオムニチャネル化を推進するサービス提供をしており、今後はコスメ業界や食料品業界などへも展開を予定している。

月間売上実績3,400万円のスタッフも!店頭での接客体験をオンラインで

月間売上実績3,400万円のスタッフも!店頭での接客体験をオンラインで

「STAFF START」は、次世代オムニチャネルツールである。

ショップスタッフがコーディネート投稿を始めとするデジタル接客を可能とし、投稿したコンテンツを経由する個人売上を算出してショップスタッフや店舗の新たな評価を可能にする。

中でも人気の機能であるコーディネート投稿は、ショップスタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報を紐づけ、ブランドの自社ECサイトやSNSに投稿することのできる機能だ。

顧客は店頭に足を運ぶことなく、ショップスタッフからコーディネート提案や商品の着用感や着心地の説明を受けることができ、ショップスタッフは自身の勤務する店舗に関係なく、全国の顧客に対しコーディネート投稿を通じてオンライン上で接客を行うことができる。

「STAFF START」のコンテンツを経由し販売に至った場合は、投稿したスタッフの実績としてカウントされ、店頭での販売実績と合わせて評価することで、スタッフのモチベーションアップや企業との関係性強化の実現にもつながる。

2018年5月から2019年4月の期間での「STAFF START」経由での売上は200億円を超え、コーディネート投稿を通じて月間3,400万円を超える売上実績を記録したスタッフも現れた。

三陽商会で利用開始。ショップスタッフと顧客との接点を強める

この度、「LOVELESS」や「MACKINTOSH PHILOSOPHY」、「CAST:」などを展開する総合ファッションアパレル大手の三陽商会の自社ECモール「SANYO iStore」への「STAFF START」の導入が開始された。

三陽商会は7月、日本初の「シネマコマース型」システムを導入した新ブランド「CAST:(キャスト)」を発表したことでも話題になっている。

「STAFF START」を通じ、ブランドの世界観を体現するスタッフが商品の紹介やコーディネート提案をすることにより、ECサイトに来訪した顧客の各商品に対する理解が深まる可能性がある。

ショップスタッフがオンラインで継続的に顧客と接点を持つことができるため、店舗への来店促進効果も期待されている。

オンラインで密なつながりを保つことが、実店舗の発展やスタッフのモチベーションアップにつながる。今後のファッション業界の拡張にも大きく貢献していくことだろう。


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