「Axコマース byGMO」アップデートでWordPressとの統合に対応 DtoCビジネスを加速
GMOメイクショップ株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:向畑憲良、以下「GMOメイクショップ」)は、自社の提供するハイエンド向け統合コマースソリューション「Axエーエックスコマース byGMO(以下、Axコマース)」のアップデートを行い、ヘッドレスEC機能を持つECシステム「Axコマース クラウドEC」を、WordPressとの統合に対応させた。
より扱いやすく、ブランドの世界観を表現したECサイト運営が可能に
AxコマースクラウドECをアップデートすることによって、WordPressに対応、ブランドサイトとECサイトの統一管理を実現した。
ヘッドレスECにWordPressを統合することで、ECサイトのフロントエンドにもWordPressで生成したコンテンツを表示することができるため、より自由度が高くブランドの世界観を表現したECサイト運営が可能となる。
ECサイトの構築・リニューアル時により自由度の高いコンテンツを作成することができるのはもちろん、複数のブランドECサイトを保有する企業は効率的でミスのない管理・運用ができる。
DtoCビジネス展開に合わせたアップデート
2018年の日本におけるBtoC EC化率は6.22%、市場規模は前年比8.96%増加の17兆9,845億円にのぼり、右肩上がりに成長し続けている。日本よりEC化が進む米国では実店舗の閉店が相次ぎ、ECの発展が背景にあるとされ、日本でも近い将来同様の現象が起こることが予測されている。
そうした時代の流れの中で、実店舗を構えずに自社のブランド商品をECを介して直接消費者に提供するDtoCビジネスモデルが普及しはじめた。仲介業者や実店舗運営のコストを削減できることで、より多彩な企業が参入しやすい点も注目されている。
一方で、複数のブランドサイトを利用者の多いWordPressで一元管理するDtoC企業も増えてきた。しかしながら複数のブランドサイトを一元管理する場合でも、ECサイトの制作・運営は別でおこなう必要があり、サイトの自由度にも限界があることがネックとなっている。
今回のアップデートは、そうした課題を解決し、よりDtoCビジネスを加速させる一手となることが期待されている。
Amazon Pay導入でターゲット層を拡張
同時に「Axコマース」はAmazon Payを導入することを決定。Amazonアカウントに登録されている情報をつかって買い物ができるため、Amazonユーザーは配送先や支払い方法を新しく追加する必要がなく、注文率が上がることが予測される。
デザイン性の高く、決済方法の幅も広いECサイトの構築を可能とすることで、ターゲット層を拡張し、ECサイト流入を増やしていくのが狙いだ。「AxコマースEC」の登場が、DtoCビジネスに与える影響に注目したい。