アフィリエイト広告主向けツール『AdCent』がリニューアル インハウス運用にもフォーカスしてより多角的な支援が可能に

ECのミカタ編集部

a-works株式会社(大阪市西区、代表取締役:野山大彰、以下 a-works)の提供するアフィリエイト広告主向けシステム「AdCent(アドセント)」がサービス内容をリニューアルした。同社はリニューアルを通してアフィリエイト広告運用をツールとノウハウの両面からサポートするとしている。

アフィリエイト運用における第三の選択肢

これまでAdCentは、アフィリエイト広告主の「複数ASP運用における煩雑な管理工数の削減」を目的としたサービスを提供した。しかし工数の削減だけではアフィリエイト広告によるビジネスの拡大は難しく、運用ノウハウや施策実行力が伴っている必要があったという。

これまで対してきた広告主からは自信を持って施策のアクセルを踏み切れないといった声も多くい届いていたそうだ。広告代理店を活用する場合も、代理店担当者がアフィリエイト運用に強い必要があり、コンセンサスを取りながら進めること自体も容易ではないという。

そこでAdCentのサービス提供領域を、アフィリエイト広告全体に拡大。広告主が広告運用のノウハウを蓄積しながらインハウス運用体制を強化できるよう、サービス内容をリニューアルしたのだ。インハウス運用には透明性や一貫性のある意思決定などにメリットがあり、代理店運用では最新の業界ノウハウや工数の面でメリットがある。AdCentではどちらのメリットも享受できる第三の選択肢を目指すとしている。

インハウス運用でも施策実行力をアドオンできる

アフィリエイト広告の構造理解から細かな施策までを自走させるにはノウハウが必要だ。AdCentでは、a-worksが蓄積してきた戦略設計から課題の分析、具体的な施策展開など、幅広い範囲の知見を広告主に提供する。短期間で運用体制のインストールができる「アフィリエイト運用コーチング」は既に提供を開始しており、導入企業より好評を得ているそうだ。

またLPO(LP最適化)などの施策はデータを読み解き、改善をデザインに落とし込むといった高い専門性が必要となる。AdCentではいくつかの施策において、施策実行を委託できるプランを追加した。例えばLPOでは、AdCentで蓄積したデータを元に、アフィリエイト広告のパフォーマンス向上を目的とした改善案を提案する。リソースの有限なインハウス運用であっても、施策実行力をアドオンすることができるのだ。

「届ける価値のあるアフィリエイト広告を」

同社はリニューアルに際して次のように述べている。

「アフィリエイト広告はネガティブなイメージを持たれることがあります。広告主はCV狙いの虚偽広告や、不正注文など『本当に買うべき人に買ってもらう』という本質から離れたものに悩まされることがしばしばあります。

a-worksではそうした価値のない広告から距離を置き、アフィリエイトASP様やメディア様と協力しながら、届ける価値のあるアフィリエイト広告を運用してきました。特にメディアごとに掲載面や報酬額をすぐに確認できるAdCentの機能は、a-worksのオープンで透明性の高い広告運用を支えています。

AdCentではそうした仕組みをより多くの広告主様にご活用いただければと思います。その結果価値あるアフィリエイト広告運用が増えれば、ユーザーの購買を含めアフィリエイト広告に携わる全ての人に良い影響を与えられると考えています」

インターネット普及と共にその歴史を重ねてきたアフィリエイト広告。いまだに有力なプロモーション手法として活用されているが、そこにおける課題も少なくなかった。今回のリニューアルによって運用ノウハウまで含めた幅広くかつコアなサービスが提供されることになり、同分野での施策を展開する事業者のビジネス支援に、さらにはずみがつくことになりそうだ。

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