商品試用で98%が他者推奨・76%が購入を経験・高いクチコミ生成率 在日中国人女性のSNSでの高い熱量が明らかに【アライドアーキテクツ株式会社調べ】
ソーシャルテクノロジーによる生活者マーケティングの実現を支援するアライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役会長:中村壮秀、代表取締役社長:豊増貴久、証券コード:6081)は、同社が独自に構築する日本最大級の在日中国人女性コミュニティー「BoJapan」を対象に、中国SNSの利用実態を調査するためアンケートを実施、日本国内に住むBoJapan在日中国人女性メンバー464名が回答した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。
調査概要
調査名称:在日中国人女性のSNS利用実態に関する調査
調査主体:アライドアーキテクツ株式会社
調査時期:2019年9月6日~9月30日
調査対象:SNSマーケプラットフォーム「モニプラ」上でのアンケート
調査対象数:日本国内に住むBoJapan在日中国人女性メンバー464名
※設問ごとの有効回答数を「n=」で記載。
※チャイナタッチとは在日中国人に商品サンプリングや商品モニターといった体験の機会を提供し、商品に関する「SNS上のクチコミ」や「生の声」を拡散・収集・活用できるサービス。
日本から中国本国へ情報を伝えている
中国国内にいる家族・友人・知人からどのくらいの頻度で日本に関する相談を受けているか聞いたところ、月に1回以上が全体の約75%を占め、週1回以上という高頻度で相談を受けている方も34.2%いた。在日中国人という存在が、日本に住んでいるからこそのリアルな情報を頻繁に中国国内に届けているという実態がうかがえるとしている。
納得すれば購入へ
チャイナタッチのキャンペーンや座談会を通して試用した商品を、その試用体験がきっかけで「購入したことがある」と回答した人は全体の76.2%だった。自身で体験し、十分にその価値を理解し納得できれば購入が発生しやすいという中国人の傾向が、「4人に3人が購入経験がある」という高い数値からも読み取れる。
良いものはクチコミで拡散
チャイナタッチのキャンペーンや座談会を通して試用し良いと思った商品は、98.1%が「親しい友人におすすめしたことがある」と回答。中国人は良いと思ったものは積極的に自分から発信し、その情報がクチコミとなり、さらにSNS上や前述した個別での相談によって拡散されることが分かる。98.1%というこのクチコミ生成率の高さは、「中国人がいかに情報発信に積極的であるか」を明らかにする結果となったようだ。
情報発信者として重要な存在
同社では調査実施の背景として次のように述べている。
「2019年11月11日に開催された中国EC最大のセールイベント『独身の日(W11)』。越境ECの国別流通総額では日本が4年連続1位となり、中国では日本製品への注目度が非常に高い状況が続いています。 中国では、日本製品が話題となるきっかけはWeibo、WeChat、Redbook等のSNSであることが多く、特に日本に住んでいる中国人のSNS投稿は現地発のリアルな情報として信頼性が高く、重視されるようになってきています。そこで、情報発信者として重要な存在になりつつある在日中国人女性(BoJapanメンバー)を対象に、中国SNSの利用状況から購買に与える影響まで、SNS利用実態に関する調査を行いました」
調査結果からも、在日中国人女性が持つSNS上での熱量はかなりのものであることがうかがえる。彼女らは、自身が熱心な消費者であるだけでなく、納得したものは友人知人に情報を伝える点で、越境ECの面での重要な橋渡し役となっていることが浮き彫りとなったと言えるだろう。