『掲載保証型・固定価格・マイクロインフルエンサー起用』の東南アジア向けPRパッケージの提供を開始

ECのミカタ編集部

日系IT企業のeeevo malaysia Sdn. Bhd.(本社:マレーシア、クアラルンプール)は、東南アジア地域でインフルエンサーのネットワークを活用した「掲載保証型」のPRパッケージの提供を開始した。

中小企業が気軽に利用できるサービスを

「掲載保証型」のパッケージは、「海外進出」や「デジタルマーケティング」になじみがない中小企業にも気軽に利用できるサービスを目指して誕生したという。

「海外で商品の販路を開拓したい、認知度を高めたい」企業、訪日客を誘致したい日本国内の企業向けのサービスで、東南アジアで人気のマイクロインフルエンサーを活用することで、ターゲットとする東南アジアの消費者に日本の商品やサービスの魅力を届けることが可能だとしている。なお対象エリアはシンガポール、マレーシアをはじめ、その他の地域での提供も可能だということだ。

3つの特徴と想定効果

3つの特徴と想定効果

◆特徴

同社がまとめるPRサービスの特徴は次の通りだ。

[1]
デジタルマーケティングの代理店に頼んだ企業からよく聞かれるのが「本当に掲載されたのかどうかがよく分からない」という点でありその課題に対応するため「掲載保証型」を導入。

[2]
東南アジアの消費者により近く、影響力の強い「マイクロインフルエンサー」を起用し、ターゲット層の消費者へのリーチが期待できる。

[3]
「マイクロインフルエンサーから SNS に投稿した数×単価(1万5000円)」の「固定価格」を導入。コストの透明性が高く、導入しやすいパッケージとなっている。

◆導入効果

また同社が想定する導入シーンと効果については次の通りだ。

[日系コスメブランド]
美容系に強いマイクロインフルエンサーのネットワークを活用。美容系に関心のあるマーケットにおけるブランドの認知度を高めて魅力を伝える。

[訪日インバウンド]
トラベルやライフスタイルの分野に強いマイクロインフルエンサーを登用。海外旅行に関心がある消費者層に日本国内のサービスや観光地の魅力を伝える。

東南アジアの市場実態に合わせたサービス

同社はサービス提供開始の背景として次のように述べている。

「東南アジアは、コンピューターよりもスマートフォンの普及率が高く、スマホで気軽に情報を発信・収集できるソーシャルメディアも普及しています。例えば、人口3200万人のマレーシアでは、携帯電話の契約台数は人口に対し125%(4000 万台以上)、一方ノート型とデスクトップ型パソコンの普及率は41%。ニュースやトレンドなどの情報は、スマートフォンのソーシャルメディアから収集する人が多く、ソーシャルメディアがより身近で影響力も強いといわれています。

そこで、ソーシャルメディアを活用したデジタルマーケティングに注目が集まっているのですが、『海外』かつ『デジタルマーケティング』となると、これらになじみがない業界の中小企業様にとっては『導入したくてもハードルが高い』というフィードバックをこれまで多くいただいていました。そこで、海外進出を目指す日系企業様に気軽に利用いただけるサービスを目指し、今回、影響力の強いマイクロインフルエンサーを利用した『掲載保証型』『固定価格』のパッケージをスタートすることといたしました」

EC市場の成長性もあり人口も多い東南アジア。非常に魅力的なエリアであるが、同社も指摘するように、そこでの展開は少なからずハードルがあることも事実だった。今回、提供が開始されたサービスはマイクロインフルエンサーを起用し、「掲載保証型」「固定価格」とすることでそのハードルを一気に引き下げ、中小をはじめとする東南アジアを目指す多くの事業体のビジネスを加速させることになりそうだ。


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