アパレル業務をトータルでサポートする拠点が原宿に誕生 ブランドローンチや日々のビジネスまで幅広く支援
株式会社TOKYO VALLEYは、原宿にアパレルに関連する幅広い業務をサポートする拠点を開設した。
アパレルに関する業務を一気通貫で支援
アパレル業務支援・コンサルティング・マーケティング・リサーチなどを主な事業とする株式会社TOKYO VALLEYは、東京・原宿の神宮前にアパレル業務全般やビジネスローンチをサポートする拠点を開設した。
神宮前の拠点では企画、パターン制作、サンプル縫製、量産の手配などアパレルに関連する企画業務が行えるとしている。また同サービスは、アトリエトウキョウの生産機能を活用し、株式会社TOKYO VALLEYが2月1日からマネージメントを担当するスキームで実現できたとのことだ。
国内工場や中国上海の工場とも提携
同拠点ではアトリエトウキョウと称するフィールドにクリエイター人材が在籍しており主要なアパレル業務をサポートする。製品の量産については、国内の協力工場、海外は中国上海の提携工場など手配が可能だという。またブランディングやマーケティング・EC構築・ネットPR・店舗設計・店舗施工に至るまで幅広く支援するとのことだ。
同社では、これによりクライアントの業務効率が向上するとともに時短にも寄与し、クライアントにおける質の高い業務に専念してもらえると述べている。さらに個人のクライアントがオリジナルの服飾アイテム作り、ECなどで販売するといったニーズにも対応するとしている。
「業界を盛り上げたい、元気にしたい」
同社は会社設立と神宮の拠点開設に至った背景について次のように述べている。
「アパレル会社に永らく従事し、ライセンスブランド事業や、オウンブランドの開発で欧州のクリエイターなどを活用し、ブランドの構築、運営など活躍してきました。そんな折、国内のアパレル業界が極度の不振に陥り、苦しい時代を迎えました。なんとかこの業界を盛り上げたい、元気にしたいという思いが沸々と湧き起こってきました。そしてこのサービスを思いつき、会社を立ち上げました」
アパレルは比較的新規での参入がしやすい分野のひとつでもあるが、そうであるからこそビジネスをローンチさせ、厳しい競争を勝ち抜いてブランドとして地位を確固としたものとするには多くのハードルもある。そうした中で今回、同社がスタートさせた取り組みが多くの事業体のビジネスを支援し、ひいてはEC市場のさらなる発展につながることに期待したい。