BtoB ECでコンビニ収納代行が利用可能に 『Bカート』がコンビニ収納代行サービスと受注データ連携
株式会社Dai(本社:京都府京都市、代表取締役社長:木脇 和政)は、同社が提供するBtoB EC・Web受発注システム「Bカート」と、株式会社電算システム(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長執行役員COO:田中 靖哲)が提供するコンビニ収納代行サービスとのCSVファイルによるデータ連携(パートナー契約)開始したことを公表した。
ECショップは決済手段にコンビニ払いを選択可能に
今回の連携において、「Bカート」で処理が完了した注文データをCSVファイルで出力し、コンビニ収納代行システムへ取り込むことができるようになったという。また連携に必要な項目設定などは専用画面にてユーザー自身が設定できるようになっているそうだ。この連携により、Bカートを利用しているEC事業者は、決済手段としてコンビニ払いを提供できるようになる。
コンビニ収納システムを展開する株式会社電算システムは 1967年(昭和 42年)に岐阜県で創業し、独立系総合型情報処理サービス企業として、情報サービス事業と収納代行サービス事業を展開している。同社の収納代行サービス事業の一つである「コンビニ収納代行サービス」は、全国65,000以上のコンビニ店舗で、24時間、365日の支払いが可能の為、クレジットカードを持たない取引先や、銀行営業時間内に銀行窓口にて支払いが出来ない取引先の、利便性向上に繋がり、代金回収の早期化、未払い抑止効果を図ることが出来るとしている。
BtoB EC・Web受発注システム「Bカート」
「Bカート」は月額9,800円~最短3日で利用できるBtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービスだ。BtoB取引に必要な機能を全て標準対応しているのでスモールスタートすることが可能となっている。
◆Bカートの特長
[1]BtoB-EC専用のカートシステム
BtoBの複雑な取引条件やシステム要件にも標準対応。システム開発やカスタマイズではネックとなるコストや納期といった問題を解決し、毎月無料のアップデートも実施。
[2]豊富な実績
すでに500社を超える企業が導入し、30万を超える法人や事業者がBカートを利用している。サービスサイトには常時60以上の事例を紹介中。
[3]連携サービスが豊富でAPIも公開
決済・物流・基幹システム・解析・集客など他社の有力サービスとの連携も豊富。また、BtoB-EC専用のカートシステムとして初めてAPIを公開している。独自システムとの自動連携も実現し、サブシステムの構築も可能となっている
広がる連携とBtoB ECの可能性
同社では今回の連携開始に際して次のように述べている。
「これまでBカートでは売掛保証付きのBtoB決済サービスや、クレジットカード決済など複数の決済代行サービスとの連携を広めてきましたが、今回の連携によって『自社で与信を行う一方でコンビニ払いには対応したい』といったニーズにもお応えできるようになります」
EC市場においてのBtoB取引は、潜在的な市場としての伸びしろも大きい。コンシューマー向けのECがそうであるように、BtoBにおいても決済手段の充実は取引の円滑化やコンバージョン向上を考える上では重要な要素と言えるだろう。今回の連携によって、さらにその選択肢が広がることになり、BtoB ECの活性化にも寄与することになりそうだ。